【欧州発】新型トヨタ・ハイラックスにGR SPORT IIとハイブリッド48Vが新登場！ハイラックス初の電動パワートレイン搭載モデル！

公開日 2025/03/31
更新日 2025/03/31
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著者 MotorFan編集部

トヨタ自動車の欧州部門は、55年以上の歴史を持つトヨタ・ハイラックス初の電動パワートレインモデルである「ハイラックス・ハイブリッド48V」を発表した。マイルドハイブリッドシステムにより、オンロードでも悪路でも、よりスムーズで静かな、信頼性の高いパフォーマンスが実現される。また、新型ハイラックスGR SPORT IIは、ハイラックスシリーズの新たな頂点に立つモデルとして登場する。力強い外観とオフロードで強力な走破性を発揮する走行性能で新型ハイラックスのモデルレンジの魅力を更に引き上げている。

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トヨタの新型48Vハイブリッドシステムを搭載

新型ハイラックスはトヨタの新型48Vハイブリッドシステムを初めて搭載したモデルで、実績のある2.8Lターボディーゼルエンジンの強みを維持しながら、新しい電気モータージェネレーター、48Vリチウムイオンハイブリッドバッテリー、DC-DCコンバーターが導入されている。

これらのコンポーネントは、ハイラックスの過酷な運転条件を考慮して設計されている。例えば、モータージェネレーターを含む新しい部品は、車両の700mmの渡河水深能力を維持するために、エンジン上部に配置されている。

電気モータージェネレーター（永久磁石同期ユニット）はエンジンによって駆動され、回生ブレーキ機能により、リチウムイオンハイブリッドバッテリーを充電する。市街地走行では、発進加速や減速をよりスムーズにし、悪路の多いオフロードでは走破性を向上。さらに、エンジンのアイドリング回転数を720rpmから600rpmへと20%低減することで、低速域での扱いやすさが向上されている。

48Vハイブリッドシステムは、街乗りの渋滞時に優れたストップ&ゴー性能を発揮する。電動モータージェネレーターが従来のスターターモーターの代わりに作動することにより、エンジン回転数が高い場合でも再始動が可能であり、停止後の即時再始動の遅延も少なくなる。ドライバーがブレーキペダルの踏み込みを緩めてエンジンを再始動させてしまうような場合にも、自動停止機能が働くようになっている。

ハイラックスのエンジンは、コモンレール式燃料噴射、可変ノズルターボチャージャー、水冷式インタークーラーを搭載した、2.8L直列4気筒DOHC16バルブターボディーゼルエンジンで、最高出力204PS/3400rpm、最大トルク500Nm/1600～2800rpmを発揮する。

48Vのリチウムイオンハイブリッドバッテリーは重量はわずか7.6kgで、13セルで4.3Ahの容量を有しており、発進時にパワートレインに最大12kWの追加電力と65Nmのトルクを供給する。

力強い走りを実現する車両パッケージ

新型ハイラックス・ハイブリッド48Vのボディサイズは、全長5325mm、全幅最大1900mm、全高1865mmとなっており、1555mmのロングベッドを備えた実用的なピックアップモデルだ。強度、耐久性、ねじれ剛性の鍵となるボディオンフレーム構造とラダーフレームシャシーを備えている。

耐久性に優れたリーフスプリングとツインショックアブソーバーを採用したリヤサスペンションにより、オフロードでの確かな走りとSUVらしいオンロードでの快適性と操作性が提供されている。
310mmの最低地上高と、アプローチアングル29度、デパーチャーアングル26度という数値が、何処へでも行ける性能を裏付けている。

車内装備には、8インチ・ディスプレイに、クラウドベースで交通情報を反映するマルチメディアシステム「トヨタ・スマートコネクト」に加え、9つのスピーカーを備えたJBLプレミアムオーディオを搭載。スマートフォンとの連携は、Apple CarPlayとAndroid Autoの両方に対応している。

先進の安全装備を搭載

ハイラックスハイブリッド 48Vには、トヨタ・セーフティセンス技術が搭載されており、乗員や他の道路利用者を多くの一般的な事故リスクから守る、世界トップクラスの安全支援機能が確立されている。

プリクラッシュシステム（PCS）は、夜間の歩行者、昼間の自転車、交差点での対向車や歩行者を、より正確に検知できるよう性能を強化。アダプティブクルーズコントロール（ACC）とロードサインアシスト（RSA）は、制限速度の変更に合わせて素早く速度を調整することができる。

新型トヨタ・ハイラックス GR SPORT II

トヨタ・ハイラックスのハイエンドモデルとなるのが、新型ハイラックス GR SPORT II だ。これは、ハイラックスシリーズで提供される2番目のGR SPORTモデルであり、は、フロントとリヤのトレッドの拡大、車高の引き上げ、アプローチアングルの増加などにより、オフロード性能が強化されている。

トヨタは、トレッドの拡大とロール角の低減による安定性の向上、正確なステアリングレスポンスなど、ハンドリング特性を改善。また、強化されたサスペンションとブレーキにより、確かな走りを実現すると同時に、低減された騒音と振動レベルが実現されている。その結果、スポーティーな感覚と快適な乗り心地を兼ね備えた、より満足度の高いドライブが実現されている。