ホンダにF1初優勝をもたらしたマシン「RA272」のカラーリングの象徴である「日の丸」や、ノーズに付けられた当時の赤い「H」マーク、ボディ横に描かれたシンプルなHondaロゴを再現

このスペシャルカラーリングは、8年間のパートナーシップへの感謝の象徴として、両社で企画し、実現したもの。デザインコンセプトは、ホンダにF1初優勝をもたらしたマシン「RA272」(※)のオマージュであり、1965年のホンダF1初勝利から60周年を記念。RA272のカラーリングの象徴である「日の丸」や、ノーズに付けられた当時の赤い「H」マーク、ボディ横に描かれたシンプルなHondaロゴを再現している。
※日の丸をモチーフとしたデザインでホンダが1965年 F1参戦2年目に使用したマシン

また、ホンダF1初優勝60周年を記念する特別ロゴが、RB21に加えVISA Cash App Racing Bulls(ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズ)のマシン「VCARB02」にも掲示される。
なお、このスペシャルカラーリングを施したショーカーが、4月2日(水)および4月4日(金)〜6日(日)に東京・お台場で開催される「F1 TOKYO FAN FESTIVAL」に展示される予定だ。
ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップは2018年Red Bull Toro Rosso Honda(レッドブル・トロロッソ・ホンダ)としてのタッグから始まった。2021年、ホンダに30年ぶりの栄冠をもたらした最終戦での劇的なチャンピオン獲得や、2023年のレッドブル・レーシングの22戦中21勝、2024年マックス・フェルスタッペン選手のドライバーズタイトル4連覇など、さまざまなドラマと偉業を生み出してきた。ホンダは、2025年もその集大成としてレッドブル・グループの勝利に貢献していく。
オラクル・レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表はこのようにコメントしている。
「ホンダとのパートナーシップは、F1における我々の歴史の中でも最も成功を収めた期間の一つです。マックスは4度のドライバーズタイトルを獲得し、チームも2度のコンストラクターズタイトルを手にしました。そして2023年は、ホンダ・パワーユニットの信頼性に支えられ、F1史上最も成功したシーズンとなりました。この特別なカラーリングは、F1におけるホンダとの輝かしい成功を称えるとともに、このパートナーシップの集大成を象徴するものです。鈴鹿でその姿を見るのが今から楽しみです」
そして、ホンダレーシングの渡辺康治社長はこのようにコメント。
「ホンダとレッドブルとのパートナーシップの締めくくりの年にあたり、60年前のRA272のオマージュを施して鈴鹿戦を迎えられるのは感慨深いです。我々がともに歩んだ足跡はF1の歴史の中でも輝き続けることでしょう。また、角田選手がこのマシンで母国の鈴鹿サーキットをドライブするというのはさらなる喜びです」
ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップの歴史
2018年
ホンダがスクーデリア・トロロッソにパワーユニットの供給を開始。戦いの中でパワーユニットをアップグレードさせていく。
2019年
レッドブル・レーシングにもパワーユニット供給を開始。第9戦オーストリアGPでの第4期ホンダF1初優勝を含め、3勝を挙げる。
2020年
スクーデリア・アルファタウリ(旧スクーデリア・トロロッソ)が第8戦イタリアGPにて悲願の初優勝を達成。レッドブル・レーシングと合わせて3勝を挙げる。
2021年
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズタイトルを獲得。ホンダに30年ぶりの栄冠をもたらす。
2022年
ホンダ・レーシングによるレッドブル・パワートレインズ(※)を通じた技術支援を開始。レッドブル・レーシングがコンストラクターズ、ドライバーズのダブルタイトルを獲得。
2023年
レッドブル・レーシングがコンストラクターズ、ドライバーズのダブルタイトルを連覇。22戦中21勝という偉業を達成。
2024年
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズタイトル4連覇を達成。
※レッドブル・グループ内でF1向けパワーユニットを製造する会社。現行パワーユニットに関してESSの製造と運用を担う