スーパーカーばりのCピラーがエグい! これがマツダの新型SUV『CX-6e』、市販型を初スクープ!

マツダ CX-6e 量産型プロトタイプ スパイショット
マツダは2024年に『MAZDA創ARATA』コンセプトを世界初公開したが、その量産型となる『CX-6e』市販型プロトタイプをスクープ班のカメラが始めて捉えた。

マツダ CX-6e 量産型プロトタイプ スパイショット

同社は、中国・長安汽車と共同開発したDセグメントの電動セダン、マツダ6eを今夏から欧州で発売することを発表したが、CX-6eはそのクロスオーバーSUVバージョンでもあり、今後セダンバージョンと併売されるSUVだ。

マツダ CX-6e 量産型プロトタイプ スパイショット

捉えられた量産型プロトタイプは偽装が厳重だが、キャデラックのようなグリル処理を施した、深いバンパーデザインを採用。また、ボンネット前端の下部から超スリムなLEDデイタイムランニングライトが威嚇的に覗く、デュアルヘッドライトユニットが備えられていることがわかる。

側面では、上向きのウエストラインと、比較的低いルーフラインにより窓は浅い処理がなされており、ほぼクーペのような外観になっている。さらに急勾配のリヤウィンドウと相まってスーパーカー風のCピラー開口部も確認できる。

厳重な偽装が施されているため、このプロトタイプがコンセプトカーのようにテールに“MAZDA”の文字が点灯するか不明だが、ポルシェ、フォルクスワーゲン、その他のメーカーがすでにブランドマークを点灯させていることを考えると、マツダも追随する可能性はあるだろう。

量産型では、中国の長安汽車の“EPA1”プラットフォームをベースに開発、2023年に国内市場で発売されたスポーティなSUV、ディーパルS07と同じハードウェアが搭載されると予想される。S07では68.8 kWhと80 kWhのバッテリーオプションと、最高出力218ps〜255ps/160〜190 kWを発生するリヤマウントの電気モーター1基が搭載されている。ただし、マツダCX-6eがどのような出力と航続距離を実現する設定なのか正確に知るには、もう少し時間が必要だろう。

ボディサイズもS07と一致するとした場合、全長約4750 mm(187インチ)、ホイールベース2900 mm(114.2インチ)になるだろう。

キャビン内では、高品質のキャビンを特徴とする6eセダンから多くの要素を借用するものと思われ、14.6インチの大型中央タッチスクリーンを装備するものと予想される。

CX-6eは2027年までに欧州で発売される予定で、モデルの終盤となっているテスラのモデルYにとっては脅威となりそうだ。しかし、CX-6eが中国製であるという事実は、この車は米国市場には導入されず、少なくとも米国市場においてはマツダが独自に開発する電気SUVを待たなければならないことを意味するはずだ。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…