トヨタやENEOSなど6社が連携、万博会場内の運行車両にクリーンな合成燃料を採用!

ENEOS、スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、マツダの6社はこのほど、4月13日〜10月13日まで開催される2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)の来賓・関係者向け車両の会場内運行において、合成燃料を混合した燃料を使用した乗用車の提供を行なうことを発表した。

合成燃料で走るエンジン搭載車両がカーボンニュートラルに向けたモビリティの重要な選択肢のひとつであることを発信

ENEOSは、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)“グリーンイノベーション基金”の支援のもと、2024年9月にENEOSの中央技術研究所内に完成した実証プラントで製造した合成燃料を、トヨタ、マツダが提供する来賓向け車両、およびスズキ、スバル、ダイハツが提供する関係者向け車両に供給。なお、使用される合成燃料でガソリン同様に走行できることは、スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、マツダが事前に確認済みだ。

来賓向け車両:写真左から「トヨタ・ヴェルファイアHEV Z PREMIER」「マツダ

合成燃料は、再生可能エネルギー由来の水素とCO2を原料としており、製品ライフサイクル全体においてCO2排出量を抑えることのできるクリーンな燃料。液体燃料である合成燃料は、既存インフラを活用できるため、内燃機関のCO2排出量削減にも貢献できる。

関係者向け車両:写真左から「スズキ・スペーシアHYBRID X」「スバル・クロストレックS:HEV」「ダイハツ・ロッキーPremium G HEV」

6社は大阪・関西万博での来賓・関係者向け車両の運行を通じて、合成燃料で走るエンジン搭載車両が、カーボンニュートラルに向けたモビリティの重要な選択肢のひとつであることを発信。同時に大阪・関西万博が掲げる持続可能性の方向性を示すEXPO 2025グリーンビジョンの達成に貢献していく。

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