価格の競合ターゲットは新型RAV4

ファラデー FX2 ティザーイメージ

同社は、年次株主総会において、FX4のティザーイメージを初公開した。第3四半期に詳細が明らかになる見込みで、このモデルは「AIEV時代(AI技術で創出された無人自動運転起動を持つEV)における、トヨタ「RAV4」の破壊的イノベーション」となると期待されているのだ。

ファラデーFX ティザーイメージ

これまでFX5、FX6、FX Super Oneミニバンについて言及しているが、FX4の発表は今回が初めてとなる。 FX5は「広々としたスペースを備えたスポーティなAIEV」として2万ドル(約285万円)から3万ドル(約427.5万円)の価格帯となり、一方FX6は3万ドルから5万ドル(約712.5万円)の価格帯を目標とした大型ファミリーカーになる。一方、FX4はトヨタ「RAV4」と同価格となる2万4千ドル(約342万円)と見られている。

FX4については現時点ではほとんど情報がないが、ティザー画像から、同社がテスラ モデルYの競合車となりそうな雰囲気を醸し出している。詳細は不明だが、車幅いっぱいのLEDライトバーと、曲線美のあるボディワークを備えている。また、彫刻的なボンネットと細いAピラーも確認できる。

ファラデーは、FX4を年末までに予約注文の受付を開始すると発表しており、「真の大ヒット車となり、主流市場を開拓する大きな可能性を秘めている」と強い自信を持っているようだ。

FX5のワールドプレミアは、今後数ヶ月以内と思われるが、AI搭載のミニバン「FX Super One」は、6月29日に「オフライン限定製品発表」を行い、7月17日に一般公開される予定となっている。