『カロッツェリア』2025年夏の新商品発表! つながる、ひろがる、爆アガる! 最新モデルが描く多彩な“車内エンタメ”の未来の全貌!

パイオニアは5月8日、『カロッツェリア』の2025年夏シーズン新商品を発表した。

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カロッツェリア、2025年夏の新製品。

Apple CarPlay&Android Auto対応となった『楽ナビ』

『楽ナビ』新製品群。なんと『楽ナビ』は誕生以来27年で累計出荷台数が650万台を超えるヒット商品だ。

カロッツェリアのカーナビといえばハイエンドの『サイバーナビ』シリーズが代表的。『サイバーナビ』は2024年に新製品が発売されているが、2025年はよりお求めやすい価格帯の『楽ナビ』が新たにラインナップ全モデルでApple CarPlay&Android Auto対応となった。

『楽ナビ』は7インチ、8インチ、9インチというサイズに加え、ビルトイン、フローティング、Wi-Fi対応など13機種を用意。ユーザーのニーズに応える充実したラインナップも魅力だ。

今回はApple CarPlay&Android Auto対応が目玉となっており、デモ機やデモカーもApple CarPlay&Android Autoを使用した形がメインであった。

『楽ナビ』のデモカーはスズキ・ジムニーシエラ。9インチビルトインタイプのAVIC-RQ722-DCの他に、スピーカーやトゥイーター、サブウーファーなどのオーディオ環境も整えている。

『楽ナビ』のデモカーはジムニーシエラ。カスタム志向強く、カーナビやカーオーディオにもこだわるユーザーが多いそうだ。装着されていたのは9インチのビルトインタイプのAVIC-RQ722-DC(ネットワークスティック付き)。

ジムニーシエラに装着された『楽ナビ』AVIC-RQ722-DC。
センターコンソールの2DINスペースにピッタリと収まり、まるで純正のようなフィット感。

デモカーやデモ機でApple CarPlay&Android Autoとの連動を試してみたが、かなり使いやすい印象だ。特に、Apple CarPlay&Android Autoと『楽ナビ』の画面や機能の行き来は、どの機能を使っている状態でも簡単。複数画面表示もわかりやすかった。

AVIC-RQ722-DCのAndroid Auto画面。
同じくAVIC-RQ722-DCのAppleのCarPlay画面。
Apple CarPlayで音楽を再生しつつ『楽ナビ』のナビゲーションを使用。

そしてパイオニア製品、カロッツェリアブランドだけに『楽ナビ』といえどオーディオ機能も充実している。イコライザーはもちろん、スピーカー出力レベルやスピーカーのタイムアライメントを各スピーカーごとに設定できるのはさすがだ。

『楽ナビ』(AVIC-RQ722-DC)のオーディオ設定画面。
イコライザー設定画面。
スピーカー出力レベル設定画面。
タイムアライメント設定画面。

デモカーでは『楽ナビ』(AVIC-RQ722-DC)に
・フロントスピーカー(TS-C1640S)
・サブウーファー(TS-WX400DA)
・ジムニーシエラ車種専用トゥイーターマウンティングキット(UD-K301)
・ジムニーシエラ車種専用スピーカーマウンティングキット(UD-K124)
・サウンドチューニングキット(UD-S701)
を組み合わせオーディオ環境をセッティングしており、良好なサウンドを響かせていた。さすがカロッツェリアらしいコーディネートの妙と言えるだろう。

トゥイーターマウンティングキットは車種専用だけにまるで純正のようなルックス。
サブウーファーは助手席の下に設置。
助手席横にサブウーファーのリモコンをセット。

フローティングタイプのデモカーはハイエース

また、『楽ナビ』装着のデモカーとしてハイエースも用意された。こちらはフローティングタイプのAVIC-RF722-DCを装着していた。

カロッツェリアのデモカー。ハイエースもまたジムニー系同様にオーナーのカスタム志向が強い車種である。

フローティングタイプは画面がダッシュボードから出ている反面、角度や高さなど取り付け位置に幅があり、ダッシュボードのレイアウトに合わせて調整が可能になっている。

ハイエースに装着された『楽ナビ』AVIC-RF722-DC。

ビルトインタイプのように収まりこそ良くないものの、取り付け位置やディスプレイの角度が調整できるので、色々な車種に合わせやすいのが魅力と言えるだろう。

フローティングタイプはこのようにダッシュボードから浮いた状態。
本体とディスプレイの間にはヒンジがあり、角度調節が可能な他、取り付け時には高さも設定できる。

また、ハイエースも『楽ナビ』以外に各種オーディオアイテムを装着していた。
・フロントスピーカー(TS-C1740S)
・リヤスピーカー(TS-E1010)
・サブウーファー(TS-WX400DA)
・ハイエース車種専用トゥイーターマウンティングキット(UD-K304)
・ハイエース車種専用インナーバッフル(UD-K5311)
・サウンドチューニングキット(UD-S701)
・リヤモニター(TVM-FW1060B)

サブウーファーとリモコンはリヤシートの足元に設置。
車種専用トゥイーターマウンティングキットは人気アイテム。現在ラインナップは9車種。

デジタルミラー型ドライブレコーダーもチェック

カーナビやオーディオではないものの、ハイエースにはデジタルミラー型ドライブレコーダーVREC-MS700Dも装着されていた。ハイエースのようなリヤウインドウが遠く、多人数乗車や荷物の積載でルームミラーの視界が狭くなるクルマには最適な装備と言えるだろう。

VREC-MS700Dは11型高輝度IPS液晶を採用。サンバイザーと干渉しないサイズだ。
カメラの解像度はフルHD(200万画素)を上回る2560×1440の370万画素。さらにSTARVISとHDRで夜間や逆光でも鮮明な映像を記録できる。
しかも前後カメラは視界を妨げにくいコンパクトさにもかかわらずGPSを内蔵しており、別途アンテナを設置する必要がない。
本体はルームミラーにバンドで留めるだけで装着できるのも魅力。もちろん配線は必要だが、ケーブルがスッキリしているのもポイントだ。

ネットワークやスマホ連動のトータルカーエンターテインメント空間を演出

『楽ナビ』(AVIC-RQ722-DC)のネットワークスティック同梱タイプ。

13モデルという幅広いラインナップで幅広いクルマとユーザーのニーズに対応する『楽ナビ』。ネットワークスティックによるオンライン環境に加え、今回のApple CarPlayとAndroid Autoへの対応で、より使い勝手が良くなった。

もちろん、元来のナビゲーション性能やオーディオ環境などもカロッツェリアのこだわる部分。特にサウンドではスピーカーやサブウーファーなどと組み合わせることで、ノーマルより格段に良いサウンド環境を手に入れることができる。

Apple CarPlayとAndroid Auto対応で、配信にせよサブスクにせよ普段使っているスマートフォンを音源に、さらに上質な音響空間が楽しめるのも”カロッツェリア”の魅力なのだ。