レヴエルトの6.5L・V12ハイブリッド・パワートレーンをチューン

すでに、VIP顧客向けに新型スーパーカーの試乗会が行なわれたと報じられており、「ヴェネーノ(Veneno)」、「チェンテナリオ(Centenario)」、「シアンFKP37(SIÁN FKP 37)」の後継車となる可能性もあるようだ。

毎年8月になると、モントレー半島は超富裕層のための遊び場へと変貌する。モントレー・カー・ウィークは、自動車メーカーが超限定・超高額モデルを発表する場として定着しており、今年はランボルギーニが特にドラマチックな何かを発表するようなのだ。
最新の情報によると、この新型モデルは「フェノメノ」と呼ばれる可能性が高いようだ。「フェノメノ」とは、イタリア語、ギリシャ語、スペイン語で「現象」を意味する言葉を組み合わせた造語だ。
発表はペブルビーチ・コンクール・デレガンスで行なわれると予想されている。ランボルギーニは公式には発表していないが、今春初めに欧州連合知的財産庁に「フェノメノ」という名称を商標登録したことで、この噂は広まっているようだ。
「The Supercar Blog」によると、この限定モデルは、現行のランボルギーニ「レヴエルト(Revuelto)」をベースとしているとのこと。レヴエルトの6.5L・V12ハイブリッド・パワートレーンに、どのような変更が加えられたかは不明だが、フェノメノはレブエルトの最高出力1,001psを超える、ランボルギーニ史上最強のモデルになると噂されている。
ひとつの可能性として、フェラーリ「SF90 XX」に対するランボルギーニの回答となる可能性が挙げられるが、定かではない。レヴエルトのよりパワフルで軽量なバージョンが開発中であることは間違いないが、これらのモデルは完全に新しい名前ではなく、S、SV、SVJといった名称が採用される可能性が高いと思われる。
むしろ、「ヴェネーノ」、「チェンテナリオ」、「シアンFKP 37」といった、アヴェンタドール・ベースのスペシャルモデルの後継となる可能性が高いようだ。ランボルギーニの顧客の一部に最近、新型モデルのプレビューが行なわれたと伝えられており、そのうちのひとりは、デザインは「ミウラ」からインスピレーションを得ていると述べているようだ。
ランボルギーニ「フェノメノ」は、わずか29台しか製造されないと伝えられている。パワーアップに加え、通常のレヴエルトとはまったく異なるボディワークが採用されることが予想され、価格は100万ドル(約1億4500万円)をはるかに超えると予想される。ただし、「限定わずか29台」、「ブランド史上最強」を考慮すると、完売後はあっという間に5億円以上のプレミア価格になるだろう。
