こんどはBMW M5・マンソリーのカーボンパーツをフルにまとってフルにチューン!

1989年に設立したマンソリーは、フェラーリ、ランボルギーニなどスーパーカーから、メルセデスベンツ、BMW、ロールスロイスなど高級ブランドを過激にアップグレードすることで有名だ。

今回は、ハイブリッドM5用の最新チューニングパッケージで、「速さ」と「重量」にフォーカスし、パフォーマンスの調整と、お馴染みの派手な外観の刷新を実現している。
まずはエクステリアから見ていこう。
一体型のベントを備えたカーボンファイバー製ボンネットが注目される。
さらには、フロントバンパーに、よりアグレッシブなスプリッターとインテークガーニッシュを装着した。
どちらもカーボンファイバー製だ。
サイドビューも妥協を許さず、カーボンファイバー製のサイドギル、シャープなサイドスカート、そしてそれにマッチしたミラーキャップが追加されている。
マンソリーのドラマチックなセンスを好むひとのために、フロントフェンダーには「MANSORY」のシグネチャーシールドが追加され、まるでフェラーリのデザインランゲージを彷彿とさせている。
リアセクションでは、巨大なリアディフューザーが備わり、3本のテールパイプがフロント中央に配置され、スポーツエキゾーストシステムを誇らしげに見せている。
ルーフスポイラーとリップスポイラーのないM5セダンは考えられないため、もちろん、スポイラーも装備される。
仕上げには、リフレクターにも特別なアクセントを加え、通気口のように見えるカーボンファイバートリムが追加された。
「軽量化」策に移ると、同ブランドは、マルチスポークデザインの「超軽量」22インチ鍛造ホイールを新たに装着。
純正ホイールとの実際の重量差の詳細は明らかにしていないが、M5の車両重量5,390ポンド(2,445kg)の減量に貢献していることは間違いないだろう。
心臓部では、電動モーターには手を加えず、4.4リットルV8ツインターボエンジンに注力したようだ。
その結果、最高出力は850ps/625kW、最大トルク1,150Nmと、かなり強力なものとなっている。
これは標準のM5と比べて121ps、150Nmもの出力アップであり、高速域で目に見える違いが感じられるはずだ。
そして、カーボンファイバーはいくらあっても足りないという方のために、エンジンカバーにもカーボンファイバーが使用され、MANSORYのロゴがあしらわれている。
シャーシの変更についてはまだ発表されていない。
同ブランドは、「今後さらに多くの変更が予定されている」と予告しており、サスペンションの微調整やその他の変更が今後行われる可能性はあるが、現時点ではM5のハンドリングは以前と同じと思われる。
インテリアに関しては、お馴染みの黒とオレンジのレザーシート、カスタムフロアマット、スポーティなペダルカバーを採用している。
本家BMWは現在、ハイブリッドM5改良新型の計画をひそかに進めている。
2027年にノイエ・クラッセの一部としてフェイスリフトが行われることが予想されるが、それまでは現行モデルでアフターマーケットを楽しむことができそうだ。
















