毎日の生活の中で安心して使用できようWLTCモードで270km以上の航続距離を達成

ホンダはカーボンニュートラルの実現に向けて、日本における電動化を進めるべく、2024年10月に発売した軽商用EV「N-VAN e:」に続いて、乗用ユースの軽BEVを投入する。

日本の市場に求められるEVのあり方を追求し開発した「N-ONE e:」は、愛着の湧くエクステリアデザインと、ゆとりある室内空間や取り回しの良さをホンダ乗用車の原点であるN360から継承しながら、EVならではの力強くクリーンな走りと静粛性を加えることで、幅広いユーザーに支持されるスタンダードなEVとなることを目指し、開発された

ユーザーの移動と暮らしを支え、何気ない毎日を生き生きと活発なものにする“日常のパートナー”として、日々の生活に馴染むシンプルさを追求するとともに、給電機能やV2H(Vehicle to Home)※1など、EVならではの便利で暮らしに役立つ機能も備えている。また、航続距離は、毎日の生活の中で安心して使用できよう、WLTCモード(※2)で270km以上を達成している。
※1:EVの蓄えた電力を自宅で使えるようにするシステム
※2:Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycleモードの略 市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した試験法

エクステリアはシンプルながら愛着のわくN-ONEのデザインをベースに、EVならではのクリーンさをプラス。フロントフェンダーやリヤ周りのガラスを含めたテールゲート全体の強く張りのある曲面により、上質な立体感とすっきりとした印象を両立している。リヤバンパーはフェンダーに沿って丸くしぼり、後方からもリヤタイヤが見えるようにすることで、軽快で安定したスタンスが表現された。

ボディカラーは、ユーザーの気持ちが晴れやかになるような5色を設定。新色の「チアフルグリーン」は、N-ONE e:のグランドコンセプトを体現する、日常に彩りと前向きな気持ちを添えるカラーとしている。

インテリアは、視界に入るインストルメントパネル上部を薄く軽やかな造形とし、四隅や角を感じさせないようなデザイン。室内の広がりを感じる空間を創り出している。またインストルメントパネルやドアパネルの一部、ステアリングパッドに同系色の明るいカラーを用いることで、室内全体の一体感と水平基調の印象を高め、快適な運転環境が追求された。

また、ボンネットとインストルメントパネルの上面をフラットに仕上げることで、前方が見渡しやすく、車幅感覚もつかみやすい、安心して運転できる視界を追求したのも特色だ。

さらに、機能ごとの操作スイッチを使いやすくするために、インストルメントパネル中央に集中的に配置。中段には運転席からも手が届きやすいワイドトレーを設置し、日常使いにおける利便性を高めている。

ホンダは限りある資源を有効に活用するため、低エネルギーでの資源循環を可能にする「リソースサーキュレーション」に取り組んでいる。N-ONE e:においても枯渇性資源の使用を可能な限り抑え、再資源化することを目的にリソースサーキュレーションの取り組みを継続して、ホンダ車の廃棄バンパーを再利用した「バンパーリサイクル材」をフロントグリルに採用。

インテリアでは、インストルメントパネル部に植物由来のバイオ樹脂を水平アクセントとして使用し、フロアカーペットやインシュレーターには、使用済みペットボトルやホンダの従業員が使用した作業服を再資源化した素材を活用している。

ホンダ「N-ONE e:先行情報サイト」