マークX ジオは280psのV6、エクシーガはEJ20搭載!50万円で狙える3列シートロールーフミニバン【モーターファンおすすめ中古車】

一昔前、大人気だった車高の低いロールーフミニバンがついに姿を消してしまった。オデッセイやウィッシュ、ストリームなど一時期大ヒットしたモデルがここ数年で姿を消してしまった。また、最近だとプリウスαやジェイドなどのハイブリッドモデルも生産終了となった。ただロールーフのミニバンにも重心が低く、走行性能が高いなど魅力が多くある。そこで今回の【モーターファンおすすめ中古車】は、50万円で買える走りの良いロールーフミニバンを紹介する。

4代目ホンダ・オデッセイ ロールーフミニバンの代名詞!低重心の走りが魅力

写真は前期型

ホンダ・オデッセイは1994年に初代が登場。大ヒットを記録し、ミニバンブームの火付け役となり、背の低いミニバンの代名詞とも呼べる存在となった。今回紹介する4代目モデルは、乗る人のこころをときめかせる「感性クオリティ」をコンセプトに「人とクルマの一体感」「全席の爽快感」「独自の存在感」を高次元で融合しており、見て、乗って、走って、あらゆるシーンで、人のこころに響く気持ちよさを目指して開発された。一目でスポーティと言えるそのスタイリングは魅力のひとつ。フロントノーズからルーフエンドまでワンモーションで描かれた伸びやかなサイドシルエットとシャープでスポーティなフロントデザインはミニバンというよりステーションワゴンに近い。またエクシーガ同様、決して広くはないが見た目以上に3列目が使える。



エンジンは全車に2.4ℓ DOHC i-VTECエンジンを採用。グレードは標準モデルとスポーツグレードのアブソルートに大きく分けることができる。スポーツミニバンとしておすすめはアブソルート。標準モデルがCVT(FF)なのに対し、アブソルートは5速AT+パドルシフトが採用されている。最高出力は標準モデルより33ps強力な206psを発生する。走り出しからすぐに感じるのは加速のスムーズさ。気持ちの良いエンジン音もしっかりと聞こえてくる。またハンドリングも抜群に良い。バランスの良い旋回感は他のミニバンにはない魅力だ。またゆったり走るならノーマルモデルもおすすめ。こちらのエンジンは173psを発生しアブソルートには劣るものの、力不足を感じることはなく、タイヤもインチダウンされているので道路からの突き上げが少なく滑らかな乗り味が心地よい。

平均中古価格は49万円。
たとえば標準モデルだと、
「オデッセイ 2.4M 2009年式、走行3万9000kmで車両本体価49万円」というようなモデルが比較的簡単に見つけることができる。アブソルートは状態の近い標準モデルよりも20万円ほど高い印象だ。
ミニバン最高のハンドリングを楽しむならこのモデルが一番だ。 

詳細スペック:アブソルート

全長×全幅×全高(㎜)=4800×1800×1545
ホイールベース(㎜)=2830
エンジン:2.4ℓ 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
駆動:FF
最高出力:206ps(151kW)/7000rpm
最大トルク:23.7kgm(232Nm)/4300rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5AT
車重(kg):1630
新車価格:289万円
※2008年発売当時のスペック

3代目マツダMPV 3列目までゆったり座れるスポーツミニバンだ!

写真は前期型

MPVは1990年1月に日本初の本格ミニバンとして発表以来、先進的なパッケージング、高い機能性でミニバンセグメントをリードしてきた。今回紹介する3代目MPVは、単に使いやすくスタイリッシュなミニバンに止まらない、高い動力性能や操縦性を持ついわば「スポーツカーの発想でミニバンを革新した『次世代ピープルムーバー』」を目指して開発された。ミニバンとして理想の室内空間を確保しながら、ロングホイールベース化と2代目と比べて全高を60mm下げた低車高化により、従来のミニバンにはないロー&ワイドでスタイリッシュなプロポーションを実現しているのも大きな魅力のひとつだ。また全高は1685mmと1700mmに収まるがスライドドアが採用されており、乗降性が高いのもポイントだ。

パワートレーンは最高出力163psを発生する2.3ℓNAエンジンと、245psを発揮する2.3ℓターボエンジンのふたつがラインアップされており、スポーツミニバンを求めるならおすすめはターボモデルだ。このエンジンはMPV用にチューニングが施され、大排気量V6エンジンに匹敵する高トルク/高出力を実現した。新設計の高剛性ボディと新開発のマクファーソンストラット式(フロント)およびマルチリンク式(リヤ)サスペンションを採用。ミニバンの常識を超えるハンドリング性能、操縦安定性を体感することができる。またアクセルを踏むとぐいぐいと加速し、その1800kgある車重を感じさせない。ターボもショックや効きが強すぎることもなく自然に加速を味わえるNAのような性格で遠くまで家族6人でドライブするのに最適な一台といえる。

平均中古価格は約40万円。
たとえばターボモデルだと「MPV 23T 2006年式、走行4万kmで車両本体価格50万円」というような中古車がある。
乗降性も高く3列目までゆったりと座れるスポーツミニバンを求める方におすすめの一台だ。(このモデルは2008年にパワステの不具合でリコールが出されたので購入を検討する際はしっかりチェックしよう)

詳細スペック:23T

全長×全幅×全高(㎜)=4870×1850×1685
ホイールベース(㎜)=2950
エンジン:2.3ℓ 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ
駆動:FF
最高出力:245ps(180kW)/5000rpm
最大トルク:35.7kgm(350Nm)/2500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:6AT
車重(kg):1800
新車価格:280万円
※2008年発売当時のスペック

今回は50万円で狙える走りが楽しいロールーフミニバンを紹介した。姿を消してしまったロールーフミニバンだが、今でも魅力は多い。3列シートは欲しいけど走りは犠牲にしたくないという方は、ぜひこれらの5台をショッピングリストに載せてみてはいかがだろうか。

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