最近はサンデーメカニックでジムニーのメインテナンスにいそしんでいたのですが、今回は久々にキャンプネタです。なぜなら、友人から猪のロースが送られてきたから! 今回はイノシシ一択! 男のキャンプ飯ですよ。
TEXT & PHOTO◎伊倉道男(IKURA Michio)
ダッチオーブンやパーコレーターで人気のペトロマックス(Petromax)。アメリカの会社と思われがちだが、じつはドイツのメーカーだ。
所在する場所はマクデブルク(Magdeburug)スデンブルガー ヴネ(Sudenbur Wuhne)で、クルマ好きには有名なコンチネンタルタイヤの所有するテストコース、コンチドローム(ハノーファー近郊)の東南東、ベルリン(Berlin)の西南西、ライプツィヒ(Leipzig)の北西あたりに位置する街。ちなみに、コンチドロームとはどんなテストコースかというと、オーバルコースのなかに多くの路面状況が再現されていることで有名なのです(行ったのはずいぶんと前ですが)。
で、ダッチオーブンとコンチドロームの関係は? となる訳だが、ダッチオーブンは鉄の塊で重い! というくらいしか見つからなかった。なんのこっちゃ。
そしてここからはアウトドアの話。まず、なぜダッチオーブンのメーカーの所在地を上げたのかというと、人気のオイルランタン、フュアハンド(FEUERHAND)もペトロマックスが扱う製品だから。
いままでは10インチのダッチオーブンを使っていたが、ソロでの行動が多いため、小さい物が欲しくなる。
ダッチオーブンの大きさを選ぶときの最重要事項は、人数に対応する大きさではなく、調理する食材の大きさで選ぶ、ということだ。10インチでは鶏は丸ごと入るには入るが、ダッチオーブンに当たり、焦げることが多い。丸焼きを楽しみたいのなら、12インチを選ぶべき。
今回の火器は、コールマンのガソリンツーバーナー。低温下でも安定して火力が得られる。晩秋まではガスを使い、その後ガソリンや薪に移行していくのが僕のパターンなのだ。
メインの食材は友人から送られてきた猪のロース。今回はこれのみを食す。
ほかに用意した物はニュージーランド産のバターと粗挽きマスタード。調味料は「ほりにし」もしくは「クレイジーソルト」。
調理器具はダッチオーブンだけ。蓋をツーバーナーの左側のバーナーに置きフライパンの代わりとする。猪の肉に焼き色を付ける。見た目もだが、美味しさを閉じ込める為もある。
右側のバーナーにはダッチオーブン本体を加熱しておく。ちなみにコールマンのツーバーナーは左側のみを使うことはできない。そして左側の火力は弱い。バーナーをひとつだけ使うときは、右側のみの選択だ。
ダッチオーブン本体には、多めにオリーブオイルを注いでおこう。これはダッチオーブンの保護のために施している。さぁ、あとは40分ほど、猪の肉の中まで火が通るまで待つだけ。
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