ルノー・日産・三菱のアライアンスによるCMF B-EVプラットフォームを採用し、日産がデザインを、開発と生産をルノーが担当
新型コンパクトEVは、ルノー・日産・三菱自動車が同日発表したEVとコネクテッド・モビリティに集中した共通のロードマップ「アライアンス2030」の一環として発表したもの。なお同モデルは、e-NV200の後継モデルである新型「タウンスター」を含む、フランスのルノーが生産する日産車のラインアップのひとつとなる。
欧州は、Ambition 2030のビジョンのもと、日産が電動化を推進する上で重要な役割を果たしている。欧州市場では、「アリア」や新型クロスオーバーEVの発売が予定され、日産独自のe-POWERも新型「キャシュカイ」や「エクストレイル」に搭載される予定だ。
新型コンパクトEVは、将来の電動車両のラインアップをさらに強化する。同日に日産が発表した2030年に向けたアライアンスのロードマップで明かしているように、アライアンスCMF B-EVプラットフォームを採用する同モデルは、日産がデザイン、開発と生産をルノーが担当。このたび新型コンパクトEVのデザインの一部が披露されたが、各社はこの共通プラットフォームを採用しながら、モデルごとに独自のスタイリングを実現することができる。
日産のアシュワニ・グプタCOOは次のようにコメントしている。
「この新型車は、新しい共通プラットフォームを採用します。日産がデザインし、ルノーが開発と生産を行うことで、アライアンスの資産を最大限に活用しながら、日産らしさにあふれる商品を実現します。これは、アライアンスの『Smart Differentiation(スマート差別化)』の好例です。人気の高い『マイクラ』の後継となる新型車は、欧州のお客さまにさらなるワクワクを提供することでしょう」