スカイラインクーペは333psのVQ37VHR、インテグラはタイプS、BMW直6ツインターボも!100万円代で狙えるスポーツカー【モーターファンおすすめ中古車】

スポーツカーはどんな時もクルマ好きの憧れだ。子どもの頃にいつか乗りたいと誓ったクルマ、テレビで見てかっこいいと思ったクルマ、自分が運転するところを妄想したクルマ、クルマ好きにはそんな思い出がたくさんあるのではないだろうか。今回の【モーターファンおすすめ中古車】では、そんなクルマ好きに贈る100万円代で狙えるおすすめスポーツカーを5選紹介する。

日産スカイラインクーペ(CV36)VQ37VHRエンジン搭載の美しいFRクーペ

写真は前期型

日産スカイラインクーペは、スポーツセダンであるスカイラインをベースにしたラグジュアリースポーツクーペだ。今回紹介するのは2007年10月に発売されたCV36型。セダンで目指してきた世界トップクラスの”魅惑・洗練・高性能”というコンセプトをさらに高めた、「超魅惑・超洗練・超高性能」を商品コンセプトとして開発された。エクステリアデザインは今見ても非常に美しい。全体的にシンプルながらも力強く、かつ優雅にカーブするフロントフェンダーのライン、流麗なシルエット、グラマラスな前後フェンダーが綺麗だ。

FRらしいプロポーションがたまらない

パワートレーンは、333馬力の高出力を実現した高性能エンジン「VQ37VHRエンジン」。2400rpmから7000rpmで最大トルクの90%を発揮する力強さと扱いやすさを兼ね備えつつ、7500回転まで軽く滑らかに吹け上がる伸びの良さを両立しているのが特徴だ。アクセル開度や回転数などの運転状態に応じて、エンジンの吸気バルブの作動角とリフト量を連続的に変化させる独自の技術「VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)」を採用。これにより、吸気抵抗(ポンピングロス)が低減し、吸入空気の応答性が飛躍的に向上。すばやい加速レスポンス、高出力を実現している。

平均中古価格は139万円。
たとえば「スカイラインクーペ 370GT タイプSP 2008年式、走行1万8000kmで車両本体価格158万円」というような中古車がある。

詳細スペック:370GT

全長×全幅×全高(㎜)=4655×1820×1390
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:3.7ℓ V型6気筒DOHC
駆動:FR
最高出力:333ps(245kW)/7000rpm
最大トルク:37.0kg・m(363Nm)/5200rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5AT
車重(kg):1620
新車価格:369万6000円
※2007年発売当時のスペック

ホンダ・インテグラ NSXの最終モデルにも設定された「TYPE S」がインテグラにもあった!

写真は後期型より設定されたタイプS

ホンダ・インテグラは、「走る・曲がる・止まる」という高い基本性能を誇るスポーツクーペだ。今回紹介するのは2001年に発売された4代目。前期モデルは最高出力220馬力の2.0ℓ DOHC i-VTECエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデル「TYPE R」と、スタイリッシュで機能的なクーペとして、最高出力160馬力2.0ℓ DOHC i-VTECエンジンを搭載した「iS」の2グレードが展開された。また、2004年に発売された後期型ではiSに替わり、よりスポーツ性を高め、毎日の運転で「操る楽しさ」を味わえる「Everyday Sports」をコンセプトとしたグレード「TYPE S」を新設定。「Racing Sports」をコンセプトとした「TYPE R」と合わせ、インテグラに2つの個性がもたらされた。

TYPE SはiSに対し2インチアップした17インチタイヤを採用しているのが特徴

「TYPE R」は現在値上がりを続けており、100万円代で状態の良いものは狙えない。100万円代で狙うなら後期型の「TYPE S」がおすすめだ。TYPE SはiSに対し2インチアップした17インチタイヤの採用やブレーキ容量のアップなどと相まって、日常のあらゆるシーンで爽快な走りを快適に楽しめる走行性能を実現しているのが特徴だ。
サスペンションジオメトリー専用セッティング、重心高の7mmダウン、各部ブッシュ類の硬度ダウン、リヤサスペンションバンプストローク拡大などにより、しなやかにストロークし、しっかり路面を捉え続ける足回りを実現している。スペック自体はiSと同じ2.0ℓ DOHC i-VTECエンジンだが、クルマ全体がブラッシュアップされているので完成度が高い。ATと5MTが選べる。

インテグラ(TYPE Rを除く)の平均中古価格は54.5万円。
たとえば「インテグラ タイプS 2006年式、走行3万8000kmで車両本体価格89万円」というような中古車がある。

懐かしい雰囲気のインパネデザイン

詳細スペック:TYPE S(5MT)

全長×全幅×全高(㎜)=4385×1725×1395
ホイールベース(㎜)=2570
エンジン:2.0ℓ 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
駆動:FF
最高出力:160ps(118kW)/6500rpm
最大トルク:19.5kg・m(191Nm)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:5MT
車重(kg):1200
新車価格:199万5000円
※2004年発売当時のスペック

初代トヨタ86/スバルBRZ 初代もまだまだ魅力!日本を代表するピュアスポーツカー

トヨタ86
スバルBRZ

今回紹介する初代トヨタ86、スバルBRZは、2012年に発売された水平対向エンジンFRレイアウトのスポーツカーだ。トヨタとスバルが共同開発したクルマで、86はドライバーの感覚ひとつでいかようにも取り回せる“手の内感”や操る楽しさを体感できる、『直感ハンドリングFR』をコンセプトに、BRZは「Pure Handling Delight ー 新しい次元の運転する愉しさ」をコンセプトに開発された。

パワーユニットをフロントミッドシップに搭載。水平対向エンジン・超低重心(重心高460mm)FRパッケージを採用することにより、ほかのスポーツカーとは別次元の走りの楽しさを追求した。また、当時新開発の水平対向・FA20型は、最高出力200psを発揮する。自然吸気らしく高回転まで気持ちよく吹けあがり、「走りの愉しさ」を充分に感じられるエンジンだ。トランスミッションは6ATと6MTが設定されるが、NA特有の気持ち良い加速を味わいたいなら後者がおすすめだ。 

トヨタ86

平均中古価格は、86が215万円、BRZは約207万円だ。平均中古価格はBRZの方が安いが、タマ数は86の方が多いため選択肢の幅は広がる。
たとえば86だと「86 2.0GT リミテッド 2013年式、走行3万5000kmで車両本体価格159万円」というような中古車がある。
昨年登場した新型は、エンジンの排気量が2.4ℓに拡大されるなど先代モデルからの変更点は多いが、ピュアスポーツカーとしての実力は先代モデルも充分ある。200万円以内で手に入るようになったいまこそ、先代モデルも検討してみてはいかがだろうか。

スバルBRZ

詳細スペック:GTリミテッド

全長×全幅×全高(㎜)=4240×1775×1300
ホイールベース(㎜)=2570
エンジン:2.0ℓ 水平対向4気筒DOHC
駆動:FR
最高出力:200ps(147kW)/7000rpm
最大トルク:20.9kg・m(205Nm)/6400~6600rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:6AT
車重(kg):1230
新車価格:297万円
※2012年発売当時のスペック

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