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キャンピンングカーは“買う”から“作る”の時代へ|トイファクトリーHACA×HACOライトキャンプコンプリート
キャンピングー購入を考える時、どうしても頭の痛い問題が「納期」だ。受注生産な上に、生産はほぼ手作りというキャンピングカー。昨今のブームもあって、納期は1年〜1年半という長期になっている。手先の器用な人は、自作でキャンピングカーを作る人もいるが、それも一般的ではない。
今では中古車も品薄、新車だったら来年…。一刻も早くキャンピングカーが欲しいという人への福音が、トイファクトリーの「モビリティユニットHACO×HACO」だ。その名の通り、キャンピングカーの装備が規格化された“ハコ”になっているのである。対応車種はトヨタ・ハイエース(200系)の、標準ロングバン/ハイルーフ・標準ルーフ/5ドア/DX・S-GL、ワイド・ミドルルーフバン/S-GLとなっている。
愛車へのインストールは、なんとセルフでできる。まず、ベースボードと呼ばれる穴の開いた板を荷室壁面に装着。そこに、各ユニットを取り付けていく。各ユニットは組み立て家具のような構造なので、誰でも根気さえあればできるはず。
ユニットだが、上段・下段、トップボード、ベッドサポートを組み合わせることで、自分のライフスタイルに合った家具を構築。シンクユニットも用意される。左右にどういう家具を入れていくか悩む人もいると思うが、基本はパッケージ販売なのでそこは安心だ。
ジャパンキャンピングカーショー2022の会場でスタッフに確認したところでは、現在はどのユニットも1か月ほどとのこと。クルマさえあれば、いつでもキャンピングカーを手に入れることができるというわけ。
HACOxHACOを駆使しして気軽にバンライフを楽しめもう
だけど、組み立ても面倒だし“吊るし”が欲しい! という人にはコチラ。「HACO×HACOライトキャンプコンプリート」。ご覧の通り、シンクからダイネットテーブルまで標準装備。写真の冷蔵庫や上段ベッドはオプションだが、フルオプションでも530万円弱(税込)のプライスだ。しかもこの価格を出せば、ご覧の通り、JAOS製のエクステリアパーツまで付けられ、いまトレンドのオフロードルックにすることができてしまう。
このモデルの特徴は、単にHACO×HACOを組み込んだだけでなく、内装もしっかりと作り込んであることだ。バンライフルックのウッド調パネルが張られている他、LEDダウンライトなども装着。バタフライ式のセカンドシートもインストールされている。“ライト”とは言うものの、かなり本格的なキャンピングカーなのである。
ちなみにこちらの納期は、いま発注すると約1年。今後、生産調整をして短くしていく予定だという。家具の一部にHACO×HACOを使っていることでかえって車内の雰囲気もいいし、機能的には不足はないモデルだ。
HACO×HACOを積むだけでもいいのだが、+αが欲しいという人にピッタリ。インテリアの雰囲気もキュートで、特に若い人にはウケるモデルだと思う。
トイファクトリー・HACO×HACO ライトキャンプコンプリート
■車両本体価格:車両本体価格:388万3000円/展示車価格:526万7610円
■ベース車両:トヨタ・ハイエース ロングナロー DX
■乗車定員/就寝定員:6人/4人
■主要装備:HACO×HACOベースボード/HACO×HACO左右ベースユニット/HACO×HACO右側シンクユニット/給水タンク(13L)/排水タンク(13L)/天井LED照明/脱着式テーブル/セカンドシート/天井木目ライナー/重歩行用抗菌フロア/下段ベッドマット
■展示車のオプション装備:デジタルインナーミラー 5万5000円/電格ドアミラー+パノラミックモニター 5万9400円/リヤヒーター 4万7300円/リヤクーラー 6万500円/リヤサイドプライバシーガラス 1万6500円/上段ベッドマット 11万円/21Lポータブル冷蔵庫 5万1000円/リードフック 1万6500円/わんちゃんマット 2万24200円/ルーフラック 36万3000円/フロントスキッドバー 7万2900円/フェンダーガーニッシュ 11万550円/マッドガード 2万1450円/オリジナルホイールタイヤ 26万8950円/リヤラダー 9万6800円/ホイールナット(黒) 1万560円 ※天井LED照明、電動シンク、21Lポータブル冷蔵庫の使用には12Vポータブルバッテリーが別途必要