1985年発売の初代ホンダ・トゥデイ、いやはや斬新なスタイルでした【DeAGOSTINI 週刊 Honda NSX 組み立て記録】

1985年に発売されたホンダ・トゥデイ。写真は最高グレードのGタイプで、67万円。
DeAGOSTINIから販売中の『週刊 Honda NSX』。1/8のビッグスケールダイキャストモデルとなった日本の誇るスーパーカーNSXに、GENROQ編集長 ゲンが挑む。一応仕事ではあるのだがほぼ趣味な、地味に組み立てているだけ連載12回目。脱線ネタはヘリテージギャラリーの初代トゥデイです。

TEXT:永田元輔(NAGATA Gensuke)/GENROQ

非公開: NSXのグローブボックスはアルカンターラ仕上げ。再現したい、の心意気がスゴイ!【DeAGOSTINI 週刊 Honda NSX 組み立て記録】

DeAGOSTINIから販売中の『週刊 Honda NSX』。1/8のビッグスケールダイキャストモデルとなった日本の誇るスーパーカーNSXに、GENROQ編集長 ゲンが挑む。一応仕事ではあるのだがほぼ趣味な、地味に組み立てているだけ連載11回目。 TEXT:永田元輔(NAGATA Gensuke)/GENROQ

Vol.25|ステアリングホイールホルダー

こんにちは。前回からご無沙汰ですが(なぜなら、すっかり進行が追いついてしまったため)、組み立て記録12回目です。
今回はステアリングホイールホルダー、つまり運転席側のインパネ下部です。実車はここもアルカンターラ仕上げなので、パーツもグローブボックスと同様のモコモコ起毛処理が施されています。まずはここに別体のスイッチパネルをはめ込みます。
裏側のふたつの突起に大小をつけることで向きを間違えないようになっているのはいいのですが、パネル側の孔が小さくてうまく入りません。幸い素材が柔らかいのでキリ状のものを差し込んで簡単に孔を広げることができました。

このスイッチパネルはスタビリティシステムやパーキングセンサーなどのOFFスイッチですが、やはり文字が細かく再現されているのがすごいです。インパネ本体にビスで固定したあとは、スタートスイッチの組みつけ。これはちょうどエンジンスタートスイッチの裏に仕込まれるので、おそらくエンジンスタートスイッチを押すとメーターとナビに照明が灯る仕かけなんでしょうね。その後はナビの裏にVol.21で付属していたLEDを差し込みます。

右から横滑り防止、パーキングセンサー、そしてモーター走行時に周囲にクルマの存在を知らせるサウンド発生装置をOFFにするスイッチ。文字までしっかり再現されていて、すばらしい再現性ですね。

それにしても、インパネを動かすとすぐにVol.21で装着したナビのクリアカバーが外れてしまいます(装着といっても乗せているだけですが……)。接着剤で固定してもいいのですが、クリアパーツなので接着剤がはみ出して仕上がりが汚くなってしまう恐れがあります。これはしばらく外したままにするのがいいですね。

今回もモコモコです。頑張ってます。

Vol.26|ステアリング

インパネもほとんど完成だな~と思っていたのですが、大事なものを忘れていました。そう、ステアリングです。
今回はいよいよステアリングの組み立てです。ちょっとイヤな予感がしましたが……やはりカーボンの仕上げです。そう、このモデルはカーボンファイバースポーツパッケージ装着車。そうなるとステアリングの一部もカーボン仕上げとなるのです。

開けてみると、やはりステアリング上部がツヤッツヤのカーボン仕上げでした。ここはメーターパネルと同様にペーパーをかけてツヤを消さないとバランスが取れません。
まずはペーパーをかけない部分をマスキングして、2000番のペーパーで水研ぎです。丸いからやりづらい。少しずつ確認しながら慎重に進めたつもりだったのですが……なんと! カーボン柄がちょっと消えてしまいました! う~ん、強くかけすぎたかな。メーターパネルと同じようにやったつもりなんだけどな~と考えても後のフェスティバル(すみません)。まぁ、とりあえずツヤは消えて雰囲気は実車っぽくなったと納得するしかありません。

メーターバイザーと同じようにやったのですが、ちょっとやりすぎました……。

気を取り直してステアリングをステアリングコラムにビスで固定します。このコラムは金属製なので電動ドライバーでねじ山を切るのですが、棒状なので手で固定するのが大変です。プライヤーで固定してやってみたのですが、完全に奥まではどうしてもねじ込めません。組んでみるとやはりステアリングもちょっとだけ遊びが出てしましまうのが気になります。

そしてステアリングのセンターにスイッチとスプリングをはめ込みます。おそらくここを押すとホーンが鳴るようになるんでしょうね。別体のセンターパッドにはホンダエンブレムのメタルステッカーを貼りつけます。こういうステッカーはやり直しが効かないので緊張してしまいます……。
いや~、今回はちょっと失敗してしまいました。でもカーボンファイバースポーツパッケージはステアリングの下スポークもカーボンなのです。おそらくその部分も近々届くでしょう。今度は慎重にやらねばねば。

こちらが、1分の1(つまり実車)のステアリングホイール。確かに再現度は高い!

今号のヘリテージギャラリー|1995 TODAY

25号のヘリテージ・ギャラリーは1985年発売のトゥデイ。いまでは考えられない車高の低い軽自動車で、短いボンネットと丸いヘッドライト、長いルーフがとてもオシャレなクルマでした。
90年代になってからルノーから初代トゥインゴが登場するのですが、このデザインがトゥデイにそっくりだったんですよね。
いや、いま見ても……いいですね。これくらい斬新なデザイン、出ませんかね、ホンダさん!

エンジンルーム。エンジン形式:EH/弁気孔・気筒数:水冷4サイクル2気筒OHCベルト駆動/総排気量 545cc/内径 72.0mm×行程 67.0mm/最大出力 31ps/5500rpm/最大トルク 43Nm/4000rpm/圧縮比 9.5/燃料タンク:30ℓ(無鉛ガソリン)

YouTubeでは、一気見できるようになっています↓

一気見すると圧巻です。お時間あるとき、ぜひどうぞ。それではまた来週。

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