ホンダは、年間3000万基のパワーユニットを生産する、文字どおり「世界一のパワーユニットカンパニー」である。四輪はもちろん、モーターサイクル、汎用機、航空宇宙まで、ホンダのパワートレーンは多くのものを動かしている。
MFi特別編集として、そのホンダのパワートレーンの技術を深掘りした。
2020年代~30年代を生き抜くエンジン開発やハイブリッド技術、燃料電池。もちろん、これから登場するBEV(電気自動車)の技術開発について、多くのキーマンとキーエンジニアに取材した。
取材先は栃木、和光、朝霞の本田技術研究所と本田技研工業。そして北海道鷹栖のプルービンググラウンドにも足を運んでホンダの技術開発の考え方を見せてもらった。
大津啓司本田技術研究所社長のインタビューでは示唆に富んだコメントをいくつも聞くことができた。
「未来はこうなる、と考えてもハズれる。こういう未来にしたい、と考える」
「人に役立つ技術を提供したい」
「難しいほうに軸足を置くのがホンダ」
なるほど。
本田技術研究所のなかでは、じつに魅力的な人たちがいかにも楽しげに(もちろん、楽しいだけではないのだが)研究開発に取り組んでいる。その一端を垣間見せてもらった。
ホンダがこれからどこへ向かうのか?
ホンダのエンジンはどうなるのか?
eVTOLはどうなるのか?
ホンダ・ファンならずともさまざまな「?」がある。その「?」の答えを考える材料が詰まった一冊、MFi特別編集『ホンダのテクノロジー』
ぜひ、ご覧になっていただきたい。
自動車のみならずモーターサイクル、飛行機、発電機などのライフプロダクトまで手がけるホンダは年間3000万基のパワーユニットを生産する文字通り「世界一のパワートレーン・カンパニー」。
今回の特別編集本では、ホンダの研究開発を支える本田技術研究所の全面協力のもと、ホンダの自動車用エンジン、ハイブリッド技術、電気自動車、燃料電池の技術と戦略はもちろん、HondaJetや航空宇宙への挑戦、スーパーカブをはじめとするモーターサイクルのパワートレーン技術について、豊富な写真、図版を使って掘り下げます。
電動化時代の開発を支える風洞や鷹栖プルービンググランドの現地取材も敢行。ホンダがこれからどんなわくわくするパワートレーンを作ってくれるのか。どんな戦略なのか。ホンダファン、自動車ファン、アナリスト必読です。