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トヨタ アクア新型モデルの概要
トヨタ アクアは、国産ハイブリッドの先駆者でもあるトヨタが2011年に初代モデルを発売。初代プリウス以来となる5ナンバークラスの小型ハイブリッド車として10年間にわたり人気を博し、2021年夏に初のフルモデルチェンジ。今回紹介するのはその二代目にあたる最新モデルとなる。
取り回しの良いコンパクトな車体サイズと走行性能、先進安全装備も備え、バッテリー搭載の都合でハイブリッド車では狭くなりがちなラゲッジスペースも大容量をキープするなど、日々の暮らしの足として使い勝手の良いハイブリッド車に仕上がっている。
《スペック例》
車種 | トヨタ アクア |
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モデル・グレード | B |
年式 | 2021年7月 |
全長×全幅×全高 | 4050×1695×1485mm |
ホイールベース | 2600mm |
車両重量 | 1080kg |
サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット付コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
エンジン型式 | M15A-FXE |
総排気量 | 1490cc |
内径×行程 | 80.5mm×97.6mm |
圧縮比 | ー |
最高出力 | 91ps(67kW)/5500rpm |
最大トルク | 12.2kg・m(120N・m)/3800〜4800rpm |
燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射装置(EFI) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 36L |
JC08モード燃費 | ー |
新車価格 | 1,980,000円 |
中古車価格帯 | 159.8~198万円 |
カタログページ | トヨタ アクア |
トヨタ アクアの外観・内装デザイン
トヨタ アクアは、日常のパートナー的存在を意識しており、外観は目立ちすぎないほどよいスタイリッシュさで内装デザインはゆったりとした落ち着きある仕上がりとなっている。
ポイント
- 外観:程よい加減のコンパクト&スタイリッシュ
- 内装:運転しやすさと上質な質感を両立
外観:程よい加減のコンパクト&スタイリッシュ
流れる様な丸みのあるラインのボディと親しみやすいフロントフェイス、そして落ち着きある9色のカラーバリエーションで、日々の暮らしに溶け込む程よくスタイリッシュな外観を生み出しているトヨタ アクア。
フロントガラスやドアウインドウなどが広く取られ車体も低車高なので、車内が明るくなるのに加えてドライバーが周囲を見渡しやすく、事故軽減にも一役買っているなど、見た目だけでない実用性も備えたデザインとなっているのだ。
内装:運転しやすさと上質な質感を両立
小型車ながらも後席でもゆったりと座れる余裕の室内空間を、落ち着きのある色合いで手触りの良い質感の素材で彩った内装デザインは、乗る人全てがゆったりと過ごせるような仕上がりとなっている。
フロントガラスやウインドウが広く取られているので、外に向けての開放感も加わってより室内が広く感じる様工夫されているのも注目ポイントだ。
ステアリングの向こう側に見えるように配置された液晶メーター類や純正の大画面ナビ、前席の空間を広くするためにインパネ側にセットされたシフトレバーなど、デザインを快適な運転へと繋げている細かな工夫も嬉しいところだ。
トヨタ アクアのサイズ・室内スペース
車体サイズが大きくなりがちなハイブリッド車の中にあって、トヨタ アクアは室内スペースを損なわずに小型車クラスに機能を凝縮。収納も申し分ない容量が確保されている。
ポイント
- ボディサイズ:日常使いに適したコンパクトさ
- 室内スペース:後席もゆったり座れる余裕の空間
- 収納スペース:積み下ろしも楽な大開口ラゲッジルーム
ボディサイズ:日常使いに適したコンパクトさ
全長4050㎜×全幅1695㎜×全高1485~1505㎜と、車体サイズは5ナンバークラスに収まっているので、狭い道でも走行には問題無し。
最小回転半径は4.9mと小回りも効くので、車庫入れや縦列駐車で苦労することも無いはずだ。車体はTNGAプラットフォームで軽量かつ剛性も高いので、小さいながらも安定した走りを提供してくれるのだ。
室内スペース:後席もゆったり座れる余裕の空間
最新モデルのベースとなっているTNGAプラットフォームの恩恵は室内スペースにももたらされている。
小型車では狭くなりがちな後席も十分な前後石棺距離が取られているので、膝周りが窮屈にならずゆったりくつろげて、乗り降りも簡単。
エンジン音やロードノイズを軽減する遮音材も最適に配置されているので運転中でも会話が楽しめるほどの静けさを楽しめるのだ。
収納スペース:積み下ろしも楽な大開口ラゲッジルーム
ラゲッジルームは最大荷室幅1153㎜×荷室高824㎜×荷室長656㎜と、小型車ハイブリッドながらも十分な容量を確保。バッグドアも広く開くので荷物の積み下ろしも楽におこなえる。
リアシートを倒せばもちらんさらなる容量拡大が可能だ。前席周りには10種類の収納が設けられているので使い勝手も抜群だ。
トヨタ アクアの性能・燃費・装備
トヨタ アクアはハイブリッドならではの走行性能と燃費性能を確保。さらにはいざという時の電源確保など災害やトラブルにも対応できる装備・機能も備えているのだ。
ポイント
- 走行性能:ハイブリッドならではの加速感
- 安全性能:スイッチ一つで自動車庫入れも
- 燃費性能:ハイブリッド世界トップ級の低燃費
- 装備・機能:非常電源やスマホでセキュリティも
走行性能:ハイブリッドならではの加速感
トヨタ アクアのハイブリッドは、燃費の向上だけでなく走りのパワーアップにも貢献。切り替え可能な4つのドライブモードのうち、POWERモードではドライバーの運転状況から走りを楽しんでいると判断すると加速を鋭くしたりワインディングでは積極的にエンジンブレーキを効かせて走りをサポート。
そしてトヨタ車初搭載となる「快感ペダル」ではモーターの力を積極的に加速・減速に利用。EVの様にアクセルを踏んだら即加速のような素早いレスポンスが得られ、POWER+モードと組み合わせればアクセルペダルの操作だけで減速可能と、これまでにない走りを楽しむことが可能だ。
安全性能:スイッチ一つで自動車庫入れも
カメラとミリ波レーダーの組み合わせで車とドライバーを事故から守る予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全グレードに標準搭載。
突然の歩行者飛び出しなど対しての自動ブレーキや回避支援、高速道路での車線はみ出しの抑止と修正などサポート。
さらにオプションで将来の自動運転に繋がる先進技術「トヨタチームメイト」を搭載すれば、自動で駐車場での車入れも可能。駐車が苦手という人ならぜひ追加したい可能だ。
燃費性能:ハイブリッド世界トップ級の低燃費
アクアの燃費性能はWTLCモードで最大35.8㎞/Lとコンパクトカーでは世界トップクラスの燃費性能とガソリン車にはない心地よい加速フィールを実現。
さらに電気式4WDシステム「E-Four」搭載グレードでは燃費は30.0㎞/Lとなるが、路面や走行状況に応じて最適なトルクでの4WD走行へと自動で2WDから切り換えてくれるので、大雨や雪道などの滑りやすい路面を走る時や、坂道発進の時でも安心して走行が可能だ。
装備・機能:非常電源やスマホでセキュリティも
アクアには充電に使用可能なUSB-A/USB-CインターフェースやAC100V・1500W対応のアクセサリーコンセントを搭載。スマホの充電や急な停電の際の非常電源としてアクアを使うことも可能だ。
さらに専用通信機・DCMとディスプレイオーディオを標準搭載しており、トヨタスマートセンターがカーライフをサポート。そして専用スマホアプリ「MyTOYOTA」を使えばあらかじめエアコンを動作させておいたり離れた場所からのドアロックなどの便利機能も使用可能だ。
トヨタ アクアおすすめポイント要約
ハイブリッド車も様々な選択肢が増えてきたが、燃費も走りも使い勝手も良いものを選びたいという人にはコンパクトカーでコスパも高いトヨタ アクアがオススメだ。特にモーターならではの加速感やアクセルペダルのみでの加速・減速といったこれまでにない走りのフィールが味わえるというのは嬉しいポイントだ。
燃費の良さや充実の安全装備、そしてスマホと連携しての便利なリモート操作など、日常的な使い勝手を充実させてくれる機能も多彩なところにも注目したい。仕事や生活などで車に乗ることが多い人ほど、その恩恵を味わえるはずだ。
また、初めて車に乗る初心者でも運転しやすくおすすめしやすい車だ。