目次
ポルシェはドイツ本国南西部に位置する「ホッケンハイムリンク」サーキットの90周年を記念して、ポルシェ・タイカンGTS ホッケンハイムリンク・エディションを発表した。ポルシェが電動スポーツカーをベースとした特別仕様車を発表するのはこれが初となる。この特別仕様車は、ドイツをはじめとする欧州の一部の市場で販売される。
スペシャルカラーとして用意されるストーングレー
エクステリアの美しいボディラインを引き立てるストーングレーカラーは、自由なカラーチョイスを重視するポルシェ独自のプログラムに由来し、今回発表された特別仕様車のために特別に用意されたものだ。時代を感じさせる伝統のカラーと、新たな時代を先駆ける電気自動車の融合は歴史を感じさせるものがある。
もう一つ目を引くのは、21インチの「ミッションEデザイン」のホイールだ。アーム部分はブロンザイドカラー(シルクグロス)、リム部分はストーングレーカラー(ハイグロス)の2トーンで仕上げられている。シルクグロス塗料とハイグロス塗料を組み合わせることで高級感が演出されている。
その他にも、いくつかの箇所がブロンザイドカラーで塗装されボディを引き締めている。スポーツデザインのサイドシルトリム、リア下部のディフューザー、テールゲートの「Taycan GTS」のロゴなどがそうだ。Bピラーには、アニバーサリーロゴが記されたプレートが装着されている。
ホッケンハイムリンクの記念ロゴが配される
インテリアはブラックレザーを基調とする高級志向だが、その一部にはアイルランドグリーンのステッチが施されている。このカラーリングはタイカンのモデルチェンジでは初めてのものだ。テアリングホイールには、ブロンザイドカラーのトリムとステッチが装飾されている。
センターコンソール上部のセレクターレバー、カップホルダー、正面と運転席・助手席に設置されたエアベントはブロンザイド仕上げとなっており、エクステリアと統一されている。センターコンソールの収納コンパートメントには、ホッケンハイムリンクの記念ロゴがエンボス加工で施されている。