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初代BMW1シリーズ FRならではの走りの安定感が魅力
BMW1シリーズは、BMW初のコンパクトカーとして2004年に日本でデビューした。現行モデル(3代目)はFFになったが、初代と2代目はFRを採用し、ロング・ホイールベースとフロントのショートオーバーハング、伝統的なCピラーの曲線形状を採用した低めのルーフ・ライン、そしてキドニー・グリルと4灯式ヘッドライトを備えた特徴的なフロント・エンドによって、他の多くのハッチバックモデルとは一線を画したスポーティなデザインが特徴だ。
走りは、FRを採用しているため、きわめて急なコーナーでもFF車にありがちなトルク・ステアを感じさせることなく後輪でエンジン出力を舗装路に伝達し、常に最適なトラクションを発揮する。また前後アクスル間で理想的な荷重配分も実現する。FFベースのハッチバックにはないFRならではのメリットだ。
パワートレーンは、1.6ℓと2.0ℓの直4、3.0ℓ直6エンジンを設定。いずれもNAエンジンだ。バランスが良いのは2.0ℓモデル。2.0ℓは、118iと120iの2種類あるが、150psを発揮する120iの方が余裕のある走りが楽しめる。また、NAならではの吹け上がる気持ちよさも味わえる。
平均中古価格は約39万円。
たとえば後期型の120iでも「1シリーズ 120i 2009年式、走行3万3000kmで車両本体価格38万円」というような中古車がある。
FRならではの安定した走りを求めるなら初代1シリーズがおすすめだ。
詳細スペック:120i
全長×全幅×全高(㎜)=4240×1750×1430
ホイールベース(㎜)=2660
エンジン:2.0ℓ 直列4気筒DOHC
駆動:FR
最高出力:150ps(110kW)/6200rpm
最大トルク:20.4kgm(200Nm)/3600rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:6AT
車重(kg):1370
新車価格:366万5000円
※2004年発売当時のスペック
2代目マツダ・アクセラ スポーツ マツダ車らしい爽快な走りを楽しめる
マツダ・アクセラは、2003年に初代が登場したマツダのCセグメントモデルだ。現在はMAZDA3として4代目が販売されている。今回紹介する2代目は、特に流れるようなエクステリアデザインが特徴で、初代が確立したマツダらしい「ダイナミックでスポーティ」なスタイリングを継承しながら、「エクスプレッシブ」を大胆に表現し、よりエモーショナルなデザインが実現されている。セダンもあるが、デザインのまとまりはハッチバックの方が優れている。インテリアもシンプルながら、ドライバーを包み込むようにレイアウトされたコックピットデザインにより、心地よいタイト感を実現している。
標準モデルのパワートレーンは、1.5ℓと2.0ℓのNAエンジン2種類がラインアップされた。走りの余裕と爽快感を得られるのは、2.0ℓモデル。特にハンドリングが正確でステアリングは軽いながらもしっかり手応えがあるため、路面の状況を感じられる。また1.5ℓのトランスミッションがCVTなのに対し、2.0ℓはトルコン5ATを採用することで、普段は滑らかに、スポーツ走行を楽しみたいときは自由な変速も可能だ。
平均中古価格は約48万円。
たとえば「アクセラスポーツ 2.0 20C 2009年式、走行3万4000kmで車両本体価格48万円」というようながある。
美しいデザインと爽快な走りを求める人におすすめの一台だ。
詳細スペック:20S
全長×全幅×全高(㎜)=4490×1755×1465
ホイールベース(㎜)=2640
エンジン:2.0ℓ 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
駆動:FF
最高出力:150ps(110kW)/6200rpm
最大トルク:9.0kgm(186Nm)/4500rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:5AT
車重(kg):1340
新車価格:214万円
※2009年発売当時のスペック
今回は70万円で狙える走りが楽しいCセグメントハッチバックを紹介した。国産車から、輸入車までどれも運転が楽しい良いクルマだ。ぜひ、この5車種をショッピングリストに載せて検討してみてはいかがだろうか?