人気のキャンピングカーも『トミカ』にはあるんです!

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.33 カロ・ビー

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.33 カロ・ビー (サスペンション可動/ルーフ開閉・希望小売価格550円・税込)
ルーフを開閉することができます。

2022年7月の第3土曜日に、それまでの『No.33 ホンダ フィット』に代わる新車として登場したのが『No.33 カロ・ビー』です。『カロ・ビー(corobee)』とは、聞き慣れない名前かも知れませんが、これはトヨタ車ディーラー(販売会社)であるトヨタカローラ滋賀が企画・製造・販売している、トヨタのタウンエース トラックをベースにしたキャンピングカーです。

キャンピングカーはそれぞれのベース車両の形態により、ワンボックスカーを寝泊りが出来るよう改装した“バンコン(バン・コンバージョン)”、トラックをベースに荷台部分に寝泊りできる部屋を架装した“キャブコン(キャブ・コンバージョン)”、バスの内装を寝泊りできるよう改装した“バスコン(バス・コンバージョン)”の大きく3種類に分けられます(これに寝泊りできるトレーラーの“キャンピングトレーラー”を加えたり、最初からキャンピングカーとして製造された、フレーム・エンジン・駆動系などすべて専用品で構成された“フルコン(フルコンバージョン)”と、エンジンや駆動系をベース車から流用して仕立てられた“セミコン(セミコンバージョン)”を分類に加える場合があります) 。つまり、『カロ・ビー』はタウンエース トラックをベースに仕立てた“キャブコン”キャンピングカーという事になります。

カロ・ビー実車フロントビュー(PHOTO:トヨタカローラ滋賀)
カロ・ビー実車リヤビュー(PHOTO:トヨタカローラ滋賀)

トヨタカローラ滋賀は、子どもたちのスポーツ支援を行なったり、子どもたちとファミリーの輪を広げることに熱心なディーラーであり、その一環としてキャンピングカーの取り扱いを始められたそうで、『カロ・ビー』は“キャブコン”キャンピングカーでありながら普段使いも出来る、つまり「ウチのクルマはこれ1台で大丈夫」というコンセプトに開発されています。ミニバン並みのコンパクトなサイズ――たとえば全長はトヨタの代表的なミニバンであるノアより約20cm短い――で6人が乗車でき、行き先を選ばず旅を楽しめるということから、ベース車にはトヨタの代表的な小型トラックであるタウンエース トラックが選ばれています。

また、普段使いのクルマとして運転しやすく、一般家庭の駐車場に停められるよう、高さは2.3m以下であることにこだわったそうです。この高さなら駐車出来る駐車場の範囲が広がることと、線路高架下は2.5m以下が多いことから、運転中に通過する線路の高架下で困らないためだそうです。さらにポップアップルーフを装備することで、運転中は車高が低くて運転しやすく、停車中はポップアップルーフを上げて室内空間は広げられると同時に、大人が車内で立てる高さが確保されています。

キャンピングカーならではの4名対面ダイネット。(PHOTO:トヨタカローラ滋賀)
シートを全開させてサブマットを入れると広々ベッドに大変身!!(PHOTO:トヨタカローラ滋賀)

車内の対面ダイネットでは4人がくつろいで過ごせ、ここを展開させてサブマットを入れると1130×1870㎜の広いベッドになります。また、コンロでお湯を沸かしたり、簡単な料理まで作れるミニキッチン(容量49ℓの冷蔵庫付き)が備えられています。さらにベッドマットを取り外すと大型収納として使える600×1700mmの常設の横向きチャイルドベッドも装備、ポップアップルーフには、換気のためのメッシュ窓を備えた1150×1800mmの広々サイズのベッドも備えています(ポップアップルーフのベッド用のベッドマットは運転席上部の収納におさめられます)。加えてルーフサイドに扉付き小型収納庫が5か所設置されており、車体はコンパクトサイズでも、至れり尽くせりな内容となっています。なお、この『カロ・ビー』はトヨタカローラ滋賀が販売している車両ですが、問い合わせがあれば全国のトヨタ店で応対できるそうです。

サイドに容量49ℓの冷蔵庫を備えたミニキッチン。コンロでお湯を沸かしたり、簡単な料理が作れます。(PHOTO:トヨタカローラ滋賀)

さて、ベースとなっているタウンエースは現行モデルで4代目を数える、トヨタを代表するキャブオーバーあるいはセミキャブオーバー型の小型商用バン/トラックで、開発と生産は初代モデルから一貫してダイハツに委託されています。2008年に登場した現行4代目モデルは、トヨタとダイハツで共同開発され、インドネシアのダイハツの生産拠点で生産されたグランマックスの日本向け仕様といった存在で、当然ながらダイハツのグランマックスとは兄弟車になります。また、OEM供給されているマツダの5代目ボンゴも兄弟車です。車型はバンとトラックの2種類で、バンには標準ルーフとハイルーフの2種類があります。また、トラックはバンより若干全長が長くなっています。

運転席、助手席とも広々として乗り心地に優れているのは、もともとのタウンエース トラックの美点を受け継ぐ。シート表皮はオリジナルになる。(PHOTO:トヨタカローラ滋賀)

この現行4代目タウンエースのトラックは最大積載量が800kg積みと、先代より小さくなりましたが、これは町中での使いやすさや使い勝手の検討の結果、先代より小型化、小排気量化、最大積載量の減少化がはかられたためです。逆に、このタウンエースの小型化を利点として、従来よりコンパクトなキャンピングカーを仕立てたのが『カロ・ビー』なのです。

『トミカ』の『No.33 カロ・ビー』は、全体的な雰囲気はもちろん、ルーフの開閉などの仕掛けで実車をよく再現しています。人気のキャンピングカーを『トミカ』で手にしてみてはいかがでしょうか?

■カロ・ビー(タウンエース トラック DX“Xエディション”2WD 4ATベース)主要諸元

全長×全幅×全高(mm):4520×1800×2250(2980/ポップアップルーフ使用時)

ホイールベース(mm):2650

トレッド(前/後・mm) :1460/1440

定員:乗車定員6名 / 就寝定員2名 + 子ども2名

最高出力: 71kW(97ps)/6000rpm

エンジン:2NR-VE型直列4気筒

排気量(cc):1496

最大トルク:134Nm(13.7kgm)/4000rpm

トランスミッション:4速AT

サスペンション(前/後):ストラット/リーフリジッド

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム

タイヤ:(前後)175/80R14

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.76 スバル WRX S4 STI Sport R EX(サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)
No.76 スバル WRX S4 STI Sport R EX(サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)*初回出荷のみの特別仕様(特別色)です。

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2022年7月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.33 ホンダ フィット』に代わって『No.33 カロ・ビー』が登場します。また、それまでの『No.76 日産 スカイライン』に代わって『No.76 スバル WRX S4 STI Sport R EX』が登場します。なお、『No.76 スバル WRX S4 STI Sport R EX』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。

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