2.0ℓガソリン車、1.8ℓハイブリッド車それぞれにFFと4WDを設定した計4モデルをラインナップ
スズキは、3列シートミニバン「ランディ」を一新し、新型モデルを8月8日に発売する。税込車両価格は310万6400円〜369万7100円。
ランディはこれまで、日産からOEM供給を受けてセレナをベースとしたモデルだったが、新型ではトヨタからOEM供給を受けることになった。ベースモデルは新型ノアだ。
グレード構成は7人乗りのHYBRID Gと8人乗りのGの2種類を設定。それぞれに前輪駆動と四輪駆動(HYBRID GはE-Four)をラインナップしている。
HYBRID Gには、98ps/142Nmを発生する1.8ℓ直列4気筒エンジンによるハイブリッドシステムを搭載。フロントモーターは95ps/185Nmを発揮し、さらにE-Fourには41ps/84Nmを発するリヤモーターを組み合わせる。WLTCモード燃費は前輪駆動車が23.2km/ℓ、E-Fourは22.0km/ℓをマークする。
一方、ガソリン車のGには、170ps/202Nmを引き出す2.0ℓ直列4気筒エンジンとCVTを搭載し、WLTCモード燃費はFFで15.1km/ℓ、4WDで14.3km/ℓを実現。
新型ランディは、新型ノアをベースとしているため、ミニバンとしての実用性や居住性は高い。全長4695mm、全幅1730mm、全高1845(4WD車は1875)mmのボディに、セカンドシートのロングスライドによる多彩なシートアレンジを可能としたキャビンを組み合わせており、広く自由度の高い室内空間を実現。
両側のスライドドアには、携帯リモコンを身につけている状態でフロントドア下のセンサー部に足先をかざすだけで開閉ができるハンズフリーデュアルパワースライドドア[ワンタッチスイッチ、挟み込み防止機構付]が採用されたほか、バックドアには開閉途中の位置に止めることができるフリーストップバックドアを採用するなど、使い勝手のよい装備が充実している。
安全装備では車両や歩行者[昼夜]、自転車運転者[昼夜]、自動二輪車[昼]を直進時・交差点右左折時に検知して衝突警報やプリクラッシュブレーキで衝突回避をサポートするプリクラッシュセーフティなどの先進技術を搭載した予防安全パッケージを設定しており、安全・安心なドライブが可能だ。
なお新型ランディは、経産省や国交省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国交省による、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当している。
●新型「ランディ」モデルラインナップ
【2.0ℓガソリン車(8人乗り)】
・G:310万6400円(FF)/332万7500円(4WD)
【1.8ℓハイブリッド車(7人乗り)】
・HYBRID G:345万700円(FF)/369万7100円(E-Four)
※価格は消費税込み