いま買えるMTモデル マツダのラインアップがすごい!スポーツモデルが豊富なのは?輸入車は?

スズキ・アルト(73.6万円)からポルシェ911(2296万円)まで!日本で販売されるMT車、全46モデルを紹介

最近MTを設定するモデルが少なくなってきている。それもそのはず、MT車の新車販売比率はわずか1パーセント程度ほど。少なくなるのも当然だ。ただ、MT車にも運転が楽しい、伝達効率が高いゆえに燃費が良いなど多くの魅力がある。そこで今回は、国内で新車販売されているMT車、全46モデルをメーカーごとに紹介する。

目次

マツダ(4モデル)ほとんどの登録車にMTを設定

マツダはコンパクトカー、SUV、オープンカーなど幅広いジャンルでMTを設定している。その数、8モデル。登録車で設定されていないのは、MX-30、CX-8、MAZDA3セダンのみとなる。またガソリンエンジンだけでなくディーゼルにもMTを用意しているのもポイントだ。

MAZDA2(169万円〜)

MAZDA2 15Sブラックトーンエディション

MAZDA2は、マツダのBセグメントハッチバックだ。デビュー当初は、デミオとして販売されていたが、2019年9月よりMAZDA2の名称に変更された。パワートレーンは1.5ℓのガソリンエンジンとディーゼルターボエンジンの2種類が設定され、どちらもFFモデルにMTの設定がある。グレード構成は複雑で、通常モデルだけでなく特別仕様車までMTを用意しているのもポイントだ。

グレード:15Sプロアクティブ/15Sブラックトーンエディション/XDプロアクティブ/XDブラックトーンエディション など
全長×全幅×全高:4065mm×1695mm×1525mm
ホイールベース:2570mm
エンジン:1.5ℓ直4(110ps/141Nm)/1.5ℓ直4ディーゼルターボ(105ps/220Nm)
トランスミッション:6MT
価格:169.4万円(15Sプロアクティブ)
デビュー年:2014年

MAZDA3ファストバック(221万円〜)

15Sツーリング

MAZDA3ファストバックは、マツダのCセグメントハッチバックでアクセラの後継モデルとして2019年にデビューした。エンジンは4種類設定されており、ディーゼルエンジンを除いたすべてにMTは設定されている。ちなみにセダンもあるがそちらにはMTは用意されていない。無駄なラインを廃したシンプルで美しいデザインが魅力で、海外からも高評価を得ている。

グレード:15S/20Sプロアクティブ/Xプロアクティブなど
全長×全幅×全高:4460mm×1795mm×1440mm
ホイールベース:2725mm
エンジン:1.5ℓ直4(111ps/146Nm)/2.0ℓ直4(156ps/199Nm)/2.0ℓ直4+モーター(190ps/240Nm)
トランスミッション:6MT
価格:222.1万円(15S)
デビュー年:2019年

マツダCX-30(239万円〜)

20S

マツダCX-30は、CセグメントコンパクトSUVだ。MAZDA3をベースとしている。またMAZDA3のシンプルで美しいデザインを受け継ぎながらも、下部の幅広クラッディングパネルによってSUVらしい力強さを表現しているのもポイントだ。パワートレーンは通常の2.0ℓガソリンエンジンとスカイアクティブXの2種類となる。

グレード:20S/20Sプロアクティブ/Xプロアクティブなど
全長×全幅×全高:4395mm×1795mm×1540mm
ホイールベース:2655mm
エンジン:2.0ℓ直4(156ps/199Nm)/2.0ℓ直4+モーター(190ps/240Nm)
トランスミッション:6MT
価格:262.9万円(20S)
デビュー年:2019年

マツダCX-3(249万円〜)

XD

CX-3は、2015年に日本で発売されたマツダのBセグメントコンパクトSUVだ。MAZDA2をベースとしており、内装は共通のデザインが採用されている。ほかのマツダ車と同様に美しさと先鋭さを表現したエクステリアデザインが魅力だ。

パワートレーンは、1.5ℓと2.0ℓのガソリンエンジンと1.5ℓのディーゼルエンジンを設定。ディーゼルエンジンにMTが設定される。

グレード:XD/XDプロアクティブ Sパッケージ
全長×全幅×全高:4275mm×1765mm×1550mm
ホイールベース:2570mm
エンジン:1.8ℓ直4(116ps/270Nm)
トランスミッション:6MT
価格:249.2万円(XD)
デビュー年:2015年

マツダ・ロードスター(260万円〜)

S

マツダ・ロードスターは、1989年の初代登場以来、世界中で愛されているコンパクトオープンスポーツだ。現在販売されているのは4代目で2015年に発売された。ルーフはソフトトップの通常モデルに加えて、電動格納式ルーフを採用したリトラクタブルハードトップモデル「RF」も設定されている。

パワートレーンは、通常モデルが1.5ℓ、RFが2.0ℓエンジンが搭載され、どちらにも6MTが設定されている。

グレード:S/Sスペシャルパッケージ/RS など
全長×全幅×全高:3915mm×1735mm×1235mm(通常モデル)
ホイールベース:2310mm
エンジン:1.5ℓ直4(132ps/152Nm)/2.0ℓ直4(184ps/205Nm)
トランスミッション:6MT
価格:260.1万円(S)
デビュー年:2015年

マツダCX-5(322万円〜)

XDプロアクティブ

CX-5は、2012年に初代が発売された人気SUVだ。現在は2代目が販売されている。初代はデザインコンセプトである「魂動(こどう)-Soul of Motion」を市販車で初採用されたが、2代目はそれをさらに深化させている。

エンジンは、2.0ℓと2.5ℓ、2.2ℓディーゼルの3種類。MTはディーゼルエンジンのみに設定される。

グレード:XDプロアクティブ/XD Lパッケージ など
全長×全幅×全高:4545mm×1840mm×1690mm
ホイールベース:2700mm
エンジン:2.2ℓ直4ディーゼルターボ(200ps/450Nm)
トランスミッション:6MT
価格:322.8万円(XDプロアクティブ)
デビュー年:2017年

MAZDA6 セダン(356万円〜)

XDプロアクティブ

MAZDA6 セダンは、マツダのDセグメントセダンだ。2012年にアテンザとして発売され、2019年の年次改良でほかのモデルと合わせてMAZDA6の名称に変更された。ただ内外装ともにブラッシュアップされており、デビュー当時とはデザインが大きく異なっている。

パワートレーンはCX-5同様、2.0ℓと2.5ℓ、2.2ℓディーゼルの3種類に設定され、ディーゼルにのみMTが設定されている。

グレード:XDプロアクティブ/XD Lパッケージ など
全長×全幅×全高:4865mm×1840mm×1450mm
ホイールベース:2830mm
エンジン:2.2ℓ直4ディーゼルターボ(190ps/450Nm)
トランスミッション:6MT
価格:356.4万円(XDプロアクティブ)
デビュー年:2012年

MAZDA6 ワゴン(356万円〜)

XDプロアクティブ

MAZDA6 ワゴンは、2012年にアテンザワゴンとしてデビュー。2019年の年次改良でMAZDA6の名称に改められた。

パワートレーンは先に紹介したMAZDA6 セダンと同じだ。

グレード:XDプロアクティブ/XD Lパッケージ など
全長×全幅×全高:4805mm×1840mm×1480mm
ホイールベース:2750mm
エンジン:2.2ℓ直4ディーゼルターボ(190ps/450Nm)
トランスミッション:6MT
価格:356.4万円(XDプロアクティブ)
デビュー年:2012年

スバル(1モデル)現在はBRZの1車種のみ!

これまでインプレッサやレガシー、フォレスターなどにMTを設定してきたスバルだが、現在のラインアップで設定しているのはBRZのみとなっている。少し寂しい気もするが、近々、WRXがデビューすると言われており、そちらにMTが設定されるのではないかと言われている。

スバルBRZ(308万円〜)

スバルBRZは、トヨタとの共同開発で誕生したFRレイアウトのピュアスポーツカーだ。「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」を目指して開発された。

パワートレーンは、2.4ℓの水平対向エンジンに6MTが設定される。先代比でトルクとレスポンスが向上している。

グレード:R/S
全長×全幅×全高:4265mm×1775mm×1310mm
ホイールベース:2575mm
エンジン:2.4ℓ直3ターボ(235ps/250Nm)
トランスミッション:6MT
価格:308万円(R)
デビュー年:2021年

ダイハツ(1モデル)軽のオープンスポーツに設定!

ダイハツは、コペンにMTを設定している。スポーツグレード、GRモデルだけでなく、ほとんどのグレードに5MTを設定しているのもポイントだ。

ダイハツ・コペン(191万円〜)

ローブ

ダイハツ・コペンは、軽のオープンスポーツで、現行モデルは2代目となる。軽ながら電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を採用しているのも特徴だ。

エンジンは660cc直3ターボ(64ps/92Nm)を全モデルに搭載している。また、グレードは豊富にあるが、トヨタでも販売されているGRスポーツはより運動性能を極めたモデルとなる。


グレード:ローブ/エクスプレイ/セロ など
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1280mm
ホイールベース:2230mm
エンジン:0.66ℓ直3ターボ(64ps/92Nm)
トランスミッション:5MT
価格:191万円(ローブ/エクスプレイ)
デビュー年:2014年

スズキ(8モデル)通常モデルからスポーツモデルまで軽自動車を中心に幅広くラインアップ

スズキは、軽自動車を中心に通常モデルからスポーツモデルまで幅広くMTを設定しているのがポイントだ。基本的には5MTが中心だが、スイフトスポーツにのみ6MTを用意している。またアルトやワゴンRのような実用車にも設定しているのも特徴だ。

スズキ・アルト(73万円〜)

VP

スズキ・アルトは、1979年に登場したスズキを代表する軽自動車だ。2014年に登場した現行モデルは、8代目となり、当時新開発されたプラットフォームによりさらなる軽量化を身につけている。5ナンバー登録の乗用セダンタイプと4ナンバー商用バン(VP)を設定しており、どちらにもMTが設定されている。

グレード:VP/F
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1475mm
ホイールベース:2460mm
エンジン:0.66ℓ直3(49ps/58Nm)
トランスミッション:5MT
価格:73.7万円(VP)
デビュー年:2014年

スズキ・エブリイ(96万円〜)

PA

スズキ・エブリイは、ボックスタイプの軽商用車だ。「広さ」「低燃費」「使いやすさ」を追求した軽ワンボックスで、乗用タイプはエブリイワゴンの名称で販売されている。現行モデルは2015年に発売され、NAエンジンとターボエンジンが設定されているが、その両方にMTは設定されている。駆動方式はFRと4WDの2種類が選べる。

グレード:PA/GA/PAリミテッド/PC など
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1895mm
ホイールベース:2430mm
エンジン:0.66ℓ直3(49ps/62Nm)
トランスミッション:5MT
価格:96.8万円(PA)
デビュー年:2015年

スズキ・ワゴンR(109万円〜)

FA

スズキ・ワゴンRは、軽ワゴンタイプの乗用車で、現行型は2017年に発売された。大きく分けると、通常モデルと上級グレード「スティングレー」の2種類のグレードがあり、通常モデルの「FA」にMTが設定される。NAエンジンとの組み合わせだ。


グレード:FA
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1650mm
ホイールベース:2460mm
エンジン:0.66ℓ直3(49ps/58Nm)
トランスミッション:5MT
価格:109.8万円(FA)
デビュー年:2017年

スズキ・スイフト(137万円〜)

XG スズキセーフティサポート非装着車

スズキ・スイフトは、スズキがグローバルで販売しているBセグメントのコンパクトハッチバックだ。個性的でスポーティーなデザインに、しっかりしたハンドリングと高い走行性能などが特長で、世界中で愛されるモデルとなった。MTが設定されるのは1.2ℓのNAエンジンで、複数のグレードに設定されている。

グレード:XG スズキセーフティサポート非装着車/XG/RS
全長×全幅×全高:3845mm×1695mm×1500mm
ホイールベース:2450mm
エンジン:1.2ℓ直4(91ps/118Nm)
トランスミッション:5MT
価格:137.7万円(XG スズキセーフティサポート非装着車)
デビュー年:2016年

スズキ・ジムニー(148万円〜)

XG

スズキ・ジムニーは、本格的な四輪駆動車の機能と走破性を高めた軽四輪駆動車だ。1970年の初代登場以来、本格的な四輪駆動の性能と親しみやすさからレジャーを目的とした需要も開拓し、国内でのコンパクト4WDの市場を築き上げた。

パワートレーンは、660cc直3ターボエンジンに4ATと5MTが設定されている。

グレード:XG/XL/XC など
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1725mm
ホイールベース:2250mm
エンジン:0.66ℓ直3ターボ(64ps/96Nm)
トランスミッション:5MT
価格:148.5万円(XG)
デビュー年:2018年

スズキ・アルトワークス

アルトワークスは、軽のセダンタイプ、アルトの派生モデルだ。気持ちの良い本格的な走りで好評な「アルト ターボRS」をベースに、「クルマを操る楽しさを追求し、さらに走りを磨き上げた軽ホットハッチ」を目指し、さらなる走行性能の向上を図った。

エンジンは、660ccのターボエンジンに5MTと5AGSが選べる。

グレード:ベースグレード
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1500mm
ホイールベース:2460mm
エンジン:0.66ℓ直3ターボ(64ps/100Nm)
トランスミッション:5MT
価格:153.7万円(ベースグレード)
デビュー年:2015年

スズキ・ジムニーシエラ(179万円〜)

JL

スズキ・ジムニーシエラは、小型四輪駆動車でジムニーの普通乗用車バージョンとなる。ラダーフレームに、FRレイアウト、副変速機付パートタイム4WDなどの装備により、悪路での走破性もなかなかのものだ。エンジンはジムニーが660ccターボなのに対してこちらは1.5ℓエンジンなので余裕がある。

グレード:JL/JC
全長×全幅×全高:3550mm×1645mm×1730mm
ホイールベース:2250mm
エンジン:1.5ℓ直4(102ps/130Nm)
トランスミッション:5MT
価格:179.3万円(JL)
デビュー年:2018年

スズキ・スイフトスポーツ(187万円〜)

ベースグレード

スズキ・スイフトスポーツは、スイフトをベースにしたスポーツモデルだ。日常での使いやすさを確保しながら、より高性能なホットハッチバックを目指し開発された。専用のターボエンジンや軽量高剛性なボディー、新開発サスペンション等の採用により圧倒的な動力性能とハンドリング性能を実現させている。

パワートレーンは、1.4ℓ直噴ターボエンジンに6MTもしくは6ATが選択できる。

グレード:ベースグレード スズキセーフティサポート非装着車/ベースグレード
全長×全幅×全高:3890mm×1735mm×1500mm
ホイールベース:2450mm
エンジン:1.4ℓ直4ターボ(140ps/230Nm)
トランスミッション:6MT
価格:187.4万円(ベースグレード スズキセーフティサポート非装着車)
デビュー年:2017年

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著者プロフィール

伏木幹太郎 近影

伏木幹太郎

福井県出身。自動車部品業を営んでいた祖父の影響で、幼い頃から自動車に囲まれて育つ。初めて憧れたクル…