いま買えるMTモデル マツダのラインアップがすごい!スポーツモデルが豊富なのは?輸入車は?

スズキ・アルト(73.6万円)からポルシェ911(2296万円)まで!日本で販売されるMT車、全46モデルを紹介

最近MTを設定するモデルが少なくなってきている。それもそのはず、MT車の新車販売比率はわずか1パーセント程度ほど。少なくなるのも当然だ。ただ、MT車にも運転が楽しい、伝達効率が高いゆえに燃費が良いなど多くの魅力がある。そこで今回は、国内で新車販売されているMT車、全46モデルをメーカーごとに紹介する。

目次

ルノー(3モデル)コンパクトカー、ミニバン、スポーツモデルに設定

ルノーは、モデル数は少ないながらも、コンパクトカー、MPV、スポーツモデルと豊富なジャンルに設定しているのがポイントだ。駆動方式もFFだけでなく、トゥインゴのRRも用意しているのもユニークだ。

ルノー・トゥインゴ(189万円〜)

S

ルノー・トゥインゴは、フランスを代表するAセグメントのコンパクトカーだ。 パリの入り組んだ路地をきびきびと走るために、新型ルノー トゥインゴは革新的なリアエンジン・リアドライブ(RR)レイアウトが採用された。MTモデルは、1.0ℓエンジンに5MTが組み合わされる。

グレード:S
全長×全幅×全高:3645mm×1650mm×1545mm
ホイールベース:2490mm
エンジン:1.0ℓ直3(65ps/95Nm)
トランスミッション:5MT
価格:189万円
デビュー年:2016年

ルノー・カングー(254万円〜)

ゼン

 ルノーカングーは、広い室内空間と高い機能性から、欧州ではLUDOSPACE(ルドスパス:遊びの空間)と呼ばれ、日本でも人気の小型MPVだ。商用車がベースのため、非常に広い室内空間が魅力だ。

MTモデルのパワートレーンは、1.2ℓ直4ターボに6MTが組み合わされる。

グレード:ゼン(限定モデルは除く)
全長×全幅×全高:4280mm×1830mm×1810mm
ホイールベース:2700mm
エンジン:1.2ℓ直4ターボ(115ps/190Nm)
トランスミッション:6MT
価格:254.6万円
デビュー年:2009年

ルノー・メガーヌR.S.(494万円〜)

トロフィーMT

メガーヌR.S.は、ルノーがモータースポーツで培ったノウハウと先進の技術により高レベルのパフォーマンスを市販車に落とし込んだ、CセグメントのFFホットハッチだ。ここ数年は、FF市販車最速を目指し、ホンダ・シビック タイプRと凌ぎを削って争っている。

パワートレーンは、1.8ℓ直4ターボ(300ps/400Nm)を搭載。スポーツモデルながらもしなやかなでありながらダンピングの効いたサスペンションと、安心感のあるハンドリングが魅力の一台だ。

グレード:トロフィー
全長×全幅×全高:4410mm×1875mm×1465mm
ホイールベース:2670mm
エンジン:1.8ℓ直4ターボ(300ps/400Nm)
トランスミッション:6MT
価格:494万円
デビュー年:2018年

BMW(2モデル)高性能クーペモデルに設定!

BMWは、高性能クーペモデルにMTを設定している。ドイツのメーカーは、スポーツモデルでもMTが少なくなってきているが、BMWは最近発売された新型M4にも設定するなど、「駆け抜ける歓び」へのこだわりを感じる。

BMW・M2(909万円)

コンペティション

M2はBMWの高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発したコンパクトスポーツクーペだ。コンパクトなボディに、自然吸気エンジンのような官能的な吹けあがりと、ターボ・テクノロジーによる圧倒的なパワーを併せ持つ新開発の直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現している。

グレード:コンペティション
全長×全幅×全高:4475mm×1870mm×1410mm
ホイールベース:2695mm
エンジン:3.0ℓ直6ターボ(410ps/550Nm)
トランスミッション:6MT
価格:909万円
デビュー年:2016年

BMW・M4(1298万円)

ベースモデル

M4クーペは、Dセグメントの高性能クーペだ。サーキットでの走行を可能とするハイ・パフォーマンス・モデルでありながら、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムが標準装備しているのが特徴だ。ベースモデルにのみMTが設定されており、エンジンは3.0ℓ直6ターボ(480ps/550Nm)となる。

グレード:ベースモデル
全長×全幅×全高:4805mm×1885mm×1395mm
ホイールベース:2855mm
エンジン:3.0ℓ直6ターボ(480ps/550Nm)
トランスミッション:6MT
価格:1298万円
デビュー年:2021年

ポルシェ(3モデル)トップは911 GT3!

ポルシェは3モデルにMTを設定している。2.0ℓターボエンジンから4.0ℓNAエンジンまでラインアップの幅は広い。スポーツクーペの718ケイマンと911、オープンスポーツの718ボクスターに設定されており、パナメーラやSUVには設定がない。

ポルシェ718ケイマン(729万円〜)

ベースグレード

718ケイマンは、ポルシェの2シータースポーツカーだ。元々はケイマンの名称で販売されており、現行モデルは、2012年に現行モデルが発売され、2016年の大幅改良時に現在の718ケイマンに名称が変更された。

駆動方式はリヤのミッドシップで、2.0ℓターボ(ベースグレード、T)、2.5ℓターボ(S)、4.0ℓNAエンジン(GTS、GT4)に設定される。

グレード:ベースモデル/T/S/GTS/GT4
全長×全幅×全高:4385mm×1800mm×1295mm(ベースモデル)
ホイールベース:2475mm
エンジン:2.0ℓ水平対向4ターボ(300ps/380Nm)(ベースモデル)
トランスミッション:6MT
価格:729万円(ベースモデル)
デビュー年:2016年

ポルシェ718ボクスター(768万円〜)

ベースグレード

718ケイマンは、2シーターのオープンスポーツカーだ。元々はボクスターの名称で販売されており、現行モデルは、2012年に現行モデルが発売され、2016年の大幅改良時に現在の718ボクスターに名称が変更された。

駆動方式はリヤのミッドシップで、2.0ℓターボ(ベースグレード、T)、2.5ℓターボ(S)、4.0ℓNAエンジン(GTS)に設定される。


グレード:ベースモデル/T/S/GTS
全長×全幅×全高:4385mm×1800mm×1280mm(ベースモデル)
ホイールベース:2475mm
エンジン:2.0ℓ水平対向4ターボ(300ps/380Nm)(ベースモデル)
トランスミッション:6MT
価格:768万円(ベースモデル)
デビュー年:2016年

ポルシェ911(2296万円)

GT3

911は、世界で最も有名なスポーツカーの一台だ。1963年に初代が誕生し、8代目となる現行モデル(992型)は、2019年に日本で発売された。

現在MTを設定しているグレードは、GT3のみとなる。4.0ℓ水平対向6(510ps/470Nm)に6MTが組み合わされる。

グレード:GT3/GT3ツーリングパッケージ
全長×全幅×全高:4573mm×1852mm×1279mm(ベースモデル)
ホイールベース:2457mm
エンジン:4.0ℓ水平対向6(510ps/470Nm)
トランスミッション:6MT
価格:2296万円
デビュー年:2019年

ロータス(2モデル)エキシージ、エリーゼにMTを用意

ロータスは、英国のスポーツカーメーカーだ。MTはエキシージとエリーゼに用意されている。エンジンは、1.8ℓスーパーチャージャーと3.5ℓV6スーパーチャージャーにそれぞれ6MTが組み合わされる。

ロータス・エリーゼ(682万円)

220Ⅱ

ロータス・エリーゼは、英国生まれの小型で軽量、敏捷性の高い2シーターのミッドシップエンジンスポーツカーだ。現行モデルは、フェイズIIIで2011年に日本で発売された。

1.8ℓ直4スーパーチャージャー(220ps/250Nm)に6MTが組み合わされる。エンジンは、トヨタの2ZR-FEだ。

ただし現在、新規オーダーは終了しているため、購入を検討する際は、国内在庫について正規ディーラーに問い合わせる必要がある。

グレード:220Ⅱ
全長×全幅×全高:3800mm×1720mm×1130mm
ホイールベース:2300mm
エンジン:1.8ℓ直4SC(220ps/250Nm)
トランスミッション:6MT
価格:682万円
デビュー年:2011年

ロータス・エキシージ

スポーツ350

ロータス・エキシージは、重量に比して圧倒的なパワーを有したミッドシップエンジンスポーツカーだ。現行モデルは、2013年に日本に導入された。

エンジンは、トヨタの2GR-FE V6 3.5ℓにHarrop製スーパーチャージャーが備わる。

ただし現在は、エリーゼ同様に新規オーダーは終了しているため、購入を検討する際は、国内在庫について正規ディーラーに問い合わせる必要がある。

グレード:スポーツ350/スポーツ410
全長×全幅×全高:4080mm×1800mm×1130mm
ホイールベース:2370mm
エンジン:3.5ℓV6SC(350ps/400Nm)
トランスミッション:6MT
価格:990万円
デビュー年:2013年

アバルト(2モデル)ホットハッチに設定!

アバルトは昔、イタリアのレーシングマニファクチュアだったが、現在はステランティス N.V.の一員として、フィアットのスポーツモデルの生産を行なっている。現在、MTを設定しているのは595、595Cの2モデルとなる。

アバルト595(300万円〜)

コンペティツィオーネ

アバルト595は、フィアット500(チンクエチェント)をベースとしたホットハッチバックだ。それまではアバルト500という名称だったが、2017年の大幅改良で595の名称で統一され、フィアット500との差別化が明確になった。

パワートレーンは、1.4ℓ直4ターボに5MTが組み合わされる。グレードによってエンジンスペックは異なる。


グレード:ベースモデル/ツーリズモ/コンペティツィオーネ
全長×全幅×全高:3660mm×1625mm×1505mm
ホイールベース:2300mm
エンジン:1.4ℓ直4ターボ(145ps/180Nm)(ベースモデル)
トランスミッション:5MT
価格:300万円(ベースモデル)
デビュー年:2013年

アバルト595C(396万円〜)

ツーリズモ

アバルト595Cは、アバルト595のソフトトップモデルとなる。グレードは、限定モデルを除けばツーリズモのみのラインアップとなる。

パワートレーンは、アバルト595ツーリズモと同様の1.4ℓ直4ターボに5MTが組み合わされる。

グレード:ツーリズモ
全長×全幅×全高:3660mm×1625mm×1505mm
ホイールベース:2300mm
エンジン:1.4ℓ直4ターボ(165ps/210Nm)
トランスミッション:5MT
価格:396万円
デビュー年:2013年

フィアット(2モデル)昔ながらの500(チンクエチェント)、パンダに設定

フィアットは、コンパクトカーである500とパンダの2モデルにMTを設定している。どちらも歴史の長いモデルで、ファンも多い。特に欧州ではMTモデルの人気が高いようだ。

フィアット・パンダ(263万円)

クロス4×4

フィアット・パンダは、1980年に初代が登場したコンパクトカーだ。2011年に発表された(日本では2013年に発売)現行モデルは、2代目となる。現在、MTを設定するのは限定モデルの「クロス4×4」となる。

パワートレーンは、0.9ℓ直2ターボ(85ps/145Nm)に6MTが設定される。

グレード:クロス4×4
全長×全幅×全高:3705mm×1665mm×1630mm
ホイールベース:2300mm
エンジン:0.9ℓ直2ターボ(85ps/145Nm)
トランスミッション:6MT
価格:263万円
デビュー年:2013年

フィアット500(276万円)

限定モデル「マヌアーレ・ピゥ・チエロ」

フィアット500(チンクエチェント)は、1936年に初代が発売された歴史の長いイタリアを代表するコンパクトカーだ。日本では2代目が「ルパン三世の愛車」として有名だ。現行型は2007年に発表された(日本では2008年)3代目。MTは、限定モデルで登場したマヌアーレ・ピゥ・チエロに設定されている。

パワートレーンは、0.9ℓ直2ターボ(85ps/145Nm)に6MTが組み合わされている。

グレード:マヌアーレ・ピゥ・チエロ(限定モデル)
全長×全幅×全高:3610mm×1625mm×1515mm
ホイールベース:2300mm
エンジン:0.9ℓ直2ターボ(85ps/145Nm)
トランスミッション:5MT
価格:276万円
デビュー年:2008年

キーワードで検索する

著者プロフィール

伏木幹太郎 近影

伏木幹太郎

福井県出身。自動車部品業を営んでいた祖父の影響で、幼い頃から自動車に囲まれて育つ。初めて憧れたクル…