目次
安全装備や内外装意匠が進化 運転しやすいサイズ感も好感
2020年に安全装備を追加し、内外装をリフレッシュしたルーミー。その際、兄弟車種だったタンクは廃止され、ルーミーに1本化された。
エクステリア
ベースとなっているのはパッソ&ブーンなので、開発はダイハツが担当。トヨタ&ダイハツの兄弟車種となる。サイズ感的には5ナンバーのギリギリいっぱいまでいかず、最小回転半径4.6〜4.7mということもあり、狭い路地でも取り回しやすいコンパクトタイプだ。
インストルメントパネル
しかし室内高が高いので、大人用自転車がそのまま載せられるほど収納力は高い。後部座席をダイブダウンさせたときに広げて使えるビルトインの防汚シートも便利で、なおかつラゲッジスペースの開口部も低い。女性なら身体ごと乗り込みながら、積載することもできるといった利便性が光っている。両側スライドドアということもあり、フレキシブルな使い方ができそうだ。
居住性
パワートレーンは1.0l直列3気筒となり、自然吸気とターボのふたつのエンジンが用意されている。人や荷物を載せる機会が多いならば、間違いなくターボモデルをお薦めしたいところ。上り坂などで加速するとCVTということもあり、高回転域は正直賑やかだからだ。
うれしい装備
月間登録台数 10298台(21年6月〜11月平均値) 現行型発表 16年11月(マイナーチェンジ 20年9月) WLTCモード燃費 14.8km/l ※「カスタムG」「G」「X」系のFF車
ラゲッジルーム
しかし、ワインディングロードをガリガリ走るというようなモデルではない。シートのサポート性もさることながら、乗り心地的にもかなりソフトライドなので、ほんわかテイストで毎日乗るクルマとして向いている。軽自動車プラスアルファの利便性を求める人にお薦めである。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.139「最新ミニバンのすべて」の再録です。掲載データは作成時点での参考情報です。