ルノー・メガーヌはR.S.じゃなくても220ps?WRCベース車両にもなったシトロエンC4はどうだ

マツダスピード・アクセラは264ps、三菱ギャランフォルティスは240ps、スバル・インプレッサは250ps 100万円で狙える走りが楽しいCセグメントハッチバック【モーターファンおすすめ中古車】

三菱ギャランフォルティス クーペのようなスタイルが今見ても新鮮。
ハッチバックには、手頃なサイズ感で運転もしやすい、荷室が使いやすいなど多くの魅力がある。新車でも幅広いモデルが選べるが、中古車市場にはより手頃で魅力あるハッチバックが豊富に存在する。今回はそのなかでも、100万円で狙える走りが楽しいCセグメントハッチバックを紹介する。

3代目ルノー・メガーヌ R.S.じゃなくても充分スポーティ

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ルノー・メガーヌは、フランスを代表するCセグメントハッチバックだ。日本ではどうしてもホットモデルであるR.S.に注目されがちだが、実は、標準モデルも相当走りが良い。そこで、今回は先代型(3代目)の標準モデルを紹介する。エクステリアデザインは、伸びやかなボディラインと特徴的なプレスラインが低く安定感のあるフォルムに推進力を与え、躍動感溢れる印象となっている。ちなみにこのエクステリアデザインは、ルノー車では初めて、デジタルデザイン技術のみで描かれた。またフレンチタッチなインテリアでまとめられた室内は、ドライバーだけでなく、乗員全員が快適なドライブを楽しめる空間となっている。ただしインパネ周りは、ほかのライバルたちに比べるとシンプルでそっけないデザインだ。ボディ形状はハッチバックのほかにもエステート(ワゴン)が用意されている。

パワートレーンは、2.0ℓNA、ターボ、1.2ℓターボの3種類。おすすめは1.2ℓターボ。後期型から採用されたこのエンジンは、 ルーテシア/キャプチャーと同型で、2ℓNAエンジンに匹敵する性能を発揮する。最高出力132ps、最大トルク205Nmとスペック上は、そこまでハイスペックではないが、高速域でも過不足なく運転が楽しめる。また前期型の2.0ℓNAエンジンはトランスミッションがCVTだったのに対し、DCTに変更されているため、よりスポーティなのも特徴だ。さらに余裕のある走りを求めるなら220psを発生する2.0ℓターボがおすすめ。R.S.とまではいかないが、低回転からトルクフルな加速が楽しめる。トランスミッションは6MTとの組み合わせだ。

平均中古価格は約38万円。
たとえば1.2ℓモデルだと「メガーヌ GTライン 2015年式、走行3万kmで車両本体価格80万円」というようなものがある。
2.0ℓターボモデルは、ほとんどが100万円を超えるものが多いので注意が必要だ。

ルノー・メガーヌのリヤスタイル。
ルンー・メガーヌのインテリア

詳細スペック:GT220

全長×全幅×全高(㎜)=4325×1810×1460
ホイールベース(㎜)=2640
エンジン:2.0ℓ 直列4気筒DOHC16バルブターボ
駆動:フルタイム4WD
最高出力:220ps(162kW)/5500rpm
最大トルク:34.7kgm(340Nm)/2400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:6MT
車重(kg):1380
新車価格:317.9万円
※2014年発売当時のスペック

2代目シトロエンC4 1.6ℓターボは爽快な走りが魅力

2011年7月発売当時の価格は256〜299万円。

C4は、シトロエンのCセグメントハッチバックだ。今回紹介するのは2011年に日本に導入された2代目。シトロエンのブランドシグネチャー「クリエイティブ・テクノロジー」に基づき、デザイン、快適性、そして安全性を徹底して追求、クラスでのベンチマークとなるバランスのとれたクオリティを目指して開発された。エクステリアは力強さや安定感を明確に打ち出したデザインを採用。さらに、ボディサイドの2本のキャラクターライン、そしてリヤサイドウィンドウ と接するクオーターウィンドウに強い傾斜を持たせることで、生き生きとした躍動感が表現されている。一目でシトロエンだとわかる個性的なスタイルはほかでは味わえない魅力のひとつだ。

パワートレーンは、1.6ℓNA、ターボ、1.2ℓターボ、ディーゼルターボの4種類を設定。スポーティな走りを求めるなら、1.6ℓターボがおすすめ。最高出力156ps、最大トルク240Nmを発生する仕様で、軽快な走りを得意としている。トランスミッションはEGS(セミAT)でMTのようなダイレクトでスポーティな加速を楽しめる。ただし、EGSはギクシャクすると感じる方もいるだろう。そんな方には、後期型に設定されたディーゼルモデルをおすすめする。こちらは6AT(EAT)で、滑らかな加速が持ち味だ。また、最大トルクが300Nmあるので低回転からトルクフルな走りを得られる。

平均中古価格は約77万円。
たとえば1.6ℓターボモデルなら「C4 エクスクルーシブ 2013年式、走行2万2000kmで車両本体価格50万円」というような中古車がある。
ただし、後期型のディーゼルモデルはほとんどが100万円を超えてしまうので注意が必要だ。

シトロエンC4のリヤスタイル

初代のアバンギャルドな雰囲気が消えたが質感は上がったインテリア。

詳細スペック:エクスクルーシブ

全長×全幅×全高(㎜)=4330×1790×1490
ホイールベース(㎜)=2610
エンジン:1.6ℓ 直列4気筒DOHCターボ
駆動:FF
最高出力:156ps(115kW)/6000rpm
最大トルク:24.5kgm(240Nm)/1400~3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:EGS
車重(kg):1370
新車価格:299万円
※2011年発売当時のスペック

今回は100万円で狙える走りが楽しいCセグメントハッチバックを紹介した。国産車から、輸入車までどれも運転が楽しい良いクルマだ。ぜひ、この5車種をショッピングリストに載せて検討してみてはいかがだろうか?

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