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軽乗用車クラス最大級の全高 レジャー重視の荷室アレンジ
ウェイクはスーパーハイトワゴンの全高をさらに高めて「第四の新ジャンル」を模索したダイハツの意欲作だ。ただ、その発売から7年以上経過した現在でも、他社からライバルが出てこないことを見るに、ウェイクは良くも悪くも孤高の存在……ということになろう。
エクステリア
1835mmというウェイクの全高はタントより80mm、他社スーパーハイト比でも45〜55mm高い。おかげでタイヤをつけたままの自転車を2台積めたり、フル乗車のままスノーボードを立てて積めたり、深く掘られたアンダートランクを含めれば1.5m近い背高物を積めるなど、圧倒的な積載性能を誇る。合わせて上級モデルや特別仕様車には、上下二段階調整式デッキボードを標準装備するなど、レジャー用途を強く意識したクルマづくりとなっている。
インストルメントパネル
居住性
ただ、どうしても高い重心に加えて、ダイハツとしては一世代前のハードウェア設計となることもあって、走りは良くも悪くも〝無難〞というべきレベルにとどまる。ソフトな自然吸気では横風や旋回はちょっと不得意で、ターボは素直に乗り心地が硬い。また、ACCが付かないのもレジャーカーとしては少し寂しい。
うれしい装備
月間登録台数 955台(21年8月~22年1月平均値) 現行型発表 14年11月(一部改良21年5月) WLTCモード燃費 17.4km/l ※※「D」「L」のFF車
ラゲッジルーム
そういえば、同じボディのまま商用車としたハイゼットキャディーは2021年3月末で生産終了となり、最近は仕様変更も実施されないなど、モデル末期が漂うのも事実。この唯一無二の積載性能が新車で欲しければ、急いだ方がよさそうだ。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.140「2022年軽自動車のすべて」の再録です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/140/
※ダイハツ・ウェイクは、2022年8月をもって生産終了となりました。販売店在庫がなくなり次第、販売も終了となります。