ダッジの「ラストコール」特別仕様車は、現行モデルで生産終了を迎えるチャレンジャー、チャージャーを記念した7種の特別モデルとして発表され、今回の「シェイクダウン」はその第1弾を飾るモデルとして華々しいデビューを迎えた。2023年モデルのダッジ・チャレンジャー・シェイクダウンは、オリジナルテーマを踏襲した、ブラック&レッドのエクステリアとインテリアで、モダン&ビンテージを融合させたモデルとなっている。

なお、チャレンジャー・シェイクダウンは、1,000台のみの生産が予定されており、そのうちの500台は、デストロイヤー・グレー塗装の「シェイクダウン R/T スキャットパック」、もう500台は、ピッチブラック塗装の「シェイクダウン R/T スキャットパック ワイドボディ」に内訳されている。

「ダッジのスピードウィークは終わったかもしれないが、我々のブランドはマッスルカーを震撼させるという点では、まだ終わらない」とダッジブランドの最高責任者のティム・クニスキス氏は述べている。ダッジは、シェイクダウンを皮切りに2022年9月21日までに、残りの6台のチャレンジャー/チャージャー特別仕様車を公開。さらに最後の7代目は、11月1日からラスベガスで開催されるSEMAショーにて公開が予定されている。なお、2台目モデルの公開は、8月31日の予定。

「シェイクダウン」モデルの特長

シェイクダウンモデルでは、ブラックを基調としたボディに1本のレッドラインがアクセントとして加えられ、これがまたカッコいい。ボンネットには、しっかり機能するモパー製シェイカーインテークが装備。グリルの「チャレンジャー」バッジはブラック塗装で主張が抑えられている。

通常のシェイクダウンモデルには、20×9.5インチのローグロスブラック・スリングショットホイールが装着され、ワイドボディには、20×11インチのカーボンブラック・スピードホイールが装着される。ブレーキキャリパーは両モデルとも巨大なブレンボ製のレッドカラーキャリパーで、こちらも非常にアグレッシブだ。

シートは高級感のあるアルカンターラ素材。こちらも、ダッシュボード、センターコンソール、ステアリングホイールなどにレッドステッチが加えられており、シックでありながらアグレッシブさを失わない非常に質感の良い構成に仕上げられている。また、各所に特別仕様車を示す「シェイクダウン」バッジが設置され、所有感を高めてくれる。

次のダッジ「ラストコール」モデルは、2022年8月31日に公開が予定されている。

マッスルカーの歴史に終焉。 2023年型ダッジ・チャージャー/チャレンジャーに7つの記念モデルが華を添える!

かねてより生産終了が予告されていたダッジ・チャージャーとダッジ・チャレンジャーは、現行モデルにて終焉を迎えることになるが、ダッジはこの機会に合わせて2023年モデルに7つのスペシャリティカーを発表し、ダッジ流の祝賀を行うようだ。虹色のヘリテージカラーの復活、SRTジェイルブレイクモデルの拡充に加え、2023年モデル全車に記念の「ラストコール」アンダーフードプレート、顧客重視の新しい車両割り当てプロセスなど、マッスルカーペアにオマージュを捧げるものとなっている。

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