目次
愛され続けて50年! 初代RSから新型タイプRまで歴代シビックが大集合
記念すべき20回目の開催となったEnjoy Honda(エンジョイホンダ)。ホンダの四輪・二輪からモータースポーツ、さらに耕運機や発電機といったパワープロダクツ製品までが集い、ホンダの魅力をたっぷりと体感することができるイベントだ。2001年の初開催以来、100万人を超える来場者を集めていると聞けば、その人気のほどが窺えることだろう。
取材班は会場のモビリティリゾートもてぎに9時前に到着したのだが、その頃には入場待ちのクルマ(その多くがホンダ車)がゲート前にずらりと列をつくっていた。2019年以来久々の開催ということもあり、多くのホンダファンにとって、待ちに待ったイベントとなったようだ。
今回のエンジョイホンダは9月3日(土)・4日(日)の2日間にわたって開催されたのだが、目玉コンテンツの一つとなったのが、3日(土)に行われたシビックのパレード走行だ。
これは1972年に初代が誕生したシビックの生誕50周年を記念したもので、抽選で選ばれた一般オーナーの歴代シビックが大集結。パレード走行は午前・午後の計2回行われたのだが、それぞれ約250台のシビックがモビリティリゾートもてぎのレーシングコースを駆け抜ける姿は圧巻の一言! 50回目という節目の誕生イヤーを祝うにふさわしい1日となった。
そのパレード走行では初代シビックRSや5代目(EG型)といった懐かしいモデルの姿も見られたが、目を引いたのは先代(10代目)と現行(11代目)の台数が多かったこと。もちろん、年式が新しいモデルの方が現役でいる割合が高いのは当たり前。しかしながら、先代&現行モデルの多さは、50年という長い歴史を誇るシビックが、過去の名車というポジションに甘んじるのではなく、現在進行形で多くのオーナーから愛されていることの証とも言えそうだ。
また、グランドスタンドプラザには正式発表されたばかりの新型シビック タイプRが展示されていたほか、シビックe:HEVや無限の手でカスタマイズされた先代シビック タイプRといったモデルも登場。来場者から熱い視線を集めていた。
半世紀という長きにわたって、世界中で愛され続けてきたシビック。これからも多くのファンとともに、新しい歴史を築いていくことだろう。