水道水洗車のイオンデポジットを回避できる!純水を自宅でも! マイホーム版の精製器、誕生!?

高圧洗浄機にバキュームクリーナーと、洗車場にあった特別な機器が次々とマイホーム用にあつらえられるなか、ついに真打ちのアレが一般向けに販売予定? これは、行き過ぎ!?

水道水の不純物を除去するハンディ装置

洗車好きにとって、あったらいいなという器具が次々に家庭用として身近になってきた。高圧洗浄機や電動ブロワー、バキュームクリーナーにスチームクリーナーと、そのいずれもが、今やホームセンターでも気軽に購入できる。

そんななかでも、これだけは難しいだろうというデバイスもある。その代表格こそ、純水精製器。それこそコーティングショップ等が設備として構える特別装置だ。
なにせクルマを洗うのに、水道水ではなく不純物を取り除いた特別な水を使うための装置である。飲料用こそ家庭用でも一般的になったとはいえ、なにしろ必要になる水の量が違う。洗車機でもすすぎに純水を使用する特別なモデルはあるものの、それでもあくまでごく一部だけの話であるのは言うまでもない。

水からこだわる、先行く洗車

一般販売に先駆け、クラウドファウンディング向けに先行発売されたグリーンライフ『ピュアニッシュ プラス』。その時の価格目安は、カートリッジが2個付属して2万6800円だった。
交換式カートリッジで水道水をろ過する仕組みの本体には、不純物の量を計測する専用の計測器も付属する。

それを、である。クラウドファウンディングを皮切りに、一般家庭用に提供しようと動いているのが、水道用品の国内トップメーカー、グリーンライフである。水道と洗車ノズルの合間に特別な装置を噛ませることで、マグネシウムやカルシウムといった不純物を取り除くというのがその仕組み。キットには水中に含まれる不純物の量を測定できる専用メーターも付属し、その除去効果を目で確認することもできる。

なにせ水道水では、すすぎとして掛けた水がそのまま蒸発すれば、そこに含まれる不純物だけがボディに残り、イオンデポジットというシミの発生を避けられなかった。それを本装置の導入により、洗車作業におけるすすぎが、まさにすすぎで終えられる点で画期的とも言える。洗車ファンほどに、最後の拭き取りを省略することはないだろうが、イオンデポジットのリスクを大幅に減らせる点でその衝撃は大きい。

確かに、一定の使用回数ごとにカートリッジを変える必要があるなど、ランニングコストも覚悟すべきながら、その登場に拍手喝采を送るファンは多いだろう。クラウドファンディングでの試験販売を終えたあと、本格販売も想定中とのこと。気になる人は今後の動向をチェック!

キーワードで検索する

著者プロフィール

CarGoodsMagazine 近影

CarGoodsMagazine

20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…