プリクラッシュセーフティに、交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加
トヨタは「カローラ」「カローラ ツーリング」「カローラ スポーツ」の一部改良を実施し、10月3日に発売した。
カローラは1966年の誕生以来、世界中のユーザーの期待や時代のニーズを超える「プラスα」の思想のもと、進化と挑戦を重ねてきた。これまで5000万台以上のカローラが、世界150以上の国と地域の方々に愛されている。
今回の改良では「お客様に寄り添い、進化を続ける」という使命を受け継ぎ、カーボンニュートラルや交通事故低減への貢献、より快適で便利なカーライフを届けることを念頭に入れ、「パワートレイン刷新」「最新の安全機能の導入」「より進化したコネクティッドサービスの提供」を柱とする改良を加えた。
「パワートレイン刷新」では、ハイブリッド車はすべての電動モジュールを刷新した1.8ℓハイブリッドシステムが採用された。1.8ℓ直列4気筒エンジンは98ps/142Nm、フロントモーターは95ps/185Nm、リヤモーター（E-Four仕様に搭載）は41ps/84Nmを発揮。優れたモーター性能により、素早く軽やかな発進と伸びやかな加速を実現する。
一方ガソリン車には、優れた燃費性能と走りの楽しさを追求した新エンジンを採用。カローラ／カローラ ツーリングには1.5ℓダイナミックフォースエンジン（120ps/145Nm）を、カローラ スポーツには2.0ℓダイナミックフォースエンジン（170ps/202Nm）を搭載している。
先進安全運転支援システム「トヨタセーフティセンス」では、以下の3点が変更された。
●プリクラッシュセーフティに、交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加
●運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストを追加
●ソフトウェアのアップデートにより、購入後も最新の運転支援技術を備えた、より安全・安心なクルマへ進化
そしてコネクティッドサービスの面では、コネクティッドナビに対応した8インチのディスプレイオーディオと10.5インチのディスプレイオーディオPlus（車載ナビ機能付）を設定。スマホアプリApple CarPlayはワイヤレスで利用可能だ。また、車内Wi-Fiがオプション設定された点も新しい。
このほか、ドライブレコーダー（前方）とバックガイドモニターが一部に標準装備（※1）されたほか、録画機能付バックガイドモニターを一部にオプション設定（※2）。ヘッドランプやフロントロアグリルなどのエクステリアデザインおよび一部のボディカラーも変更されている。
※1：カローラ／カローラ ツーリングのXグレード、カローラ スポーツのG“X”はオプション設定
※2：カローラ／カローラ ツーリングのXグレード、カローラ スポーツのG“X”を除く
●トヨタ「カローラ」モデルラインナップ
【1.5ℓガソリン車】
・X：199万円（FF）
・G：222万円（FF）
・W×B：245万円（FF）
【1.8ℓハイブリッド車】
・X：238万円（FF）／257万8000円（E-Four）
・G：257万円（FF）／276万8000円（E-Four）
・W×B：280万円（FF）／299万8000円（E-Four）
●トヨタ「カローラ ツーリング」モデルラインナップ
【1.5ℓガソリン車】
・X：207万円（FF）
・G：230万円（FF）
・W×B：250万円（FF）
【1.8ℓハイブリッド車】
・X：246万円（FF）／265万8000円（E-Four）
・G：265万円（FF）／284万8000円（E-Four）
・W×B：285万円（FF）／304万8000円（E-Four）
●トヨタ「カローラ スポーツ」モデルラインナップ
【2.0ℓガソリン車】
・G“X”：220万円（FF）
・G：245万円（FF）
・G“Z”：264万円（FF）
【1.8ℓハイブリッド車】
・G“X”：246万円（FF）
・G：270万円（FF）
・G“Z”：289万円（FF）
※価格は消費税込み