カパっとはめる!ハンドルカバーの新形態

ボンフォーム『クイックカーボン(実勢価格:2380円前後)』。ほかにスエード調の『クイックスエード(同価格)』もあり、カラーはそれぞれブラック・レッドの2色展開。
野暮ったさとは無縁の機能美で、しかも脱着は容易で値段も手頃。見た目もハンドリングをもおおいに変えてくれる、こんなアイデア・アクセサリーはいかが!?

スエードとカーボン調でレーシースタイルにも

装着は、ステアリングハンドルの任意の部分にカパっとはめ込むのみ。そこそこ柔軟性もあり、一度組み込めばピタッとフィットしてくれる。

運転する度に必ず手に触れるステアリングハンドルは、自分好みのものを充てる格好のカスタム品だった。けれどエアバッグの普及や、電子機器に紐付くリモコンスイッチの標準化にともない、その習慣も縁遠いものになってしまった。社外品への交換も不可能ではないとはいえ、おいそれと手が出ないほどに高額になるためだ。

代わりに、あらためて日の目を見るようになったのがハンドルカバーだ。純正のハンドル機構そのものをそっくり残しつつ、カバーを被せることで容易に自分色のカスタムを施せるため、それこそ昔ながらのファンシーやゴージャスタイプと並び、MOMOやSPARCOといったスポーツブランドも続々と参入し、近年ゆえの人気用品ともなっている。

それでも、カバータイプゆえのネックを敬遠する向きもあった。いわく、カバー式ゆえに元のハンドル径より太くならざるを得ず、また被せるだけの簡易取付のためにゴワゴワ感も生じがちであり、さらには高級感が高まる純正ハンドルと比べるとチープに感じる等の声だ。

太すぎず手になじむ!ピンポイントにグリップアップ

薄めのカバータイプとなるため、装着後もそれほど太くなることはない。スポーツハンドルにもハマりそう。

そんな人にもあらためて提案したいのがここで紹介するニューモデル。ハンドル全面を覆うことなく、握る頻度が高い部分だけをスポット的にカバーするタイプだ。

はめ込むだけのクイック式ながら、全面ではなく局所のRに沿わせるだけで済むために、かなりタイトでカバー本体も薄型。遊びを嫌う人にはすべり止めも付属するため、簡単ながらもしっかり確実に装着できる。近年の高級ハンドル化を見据え、素材タイプはスエードとカーボン調の2タイプを用意し、ハンドルリモコンの干渉を避ける切り欠きもあるので汎用性も高い。

握りの太さも気になるほどではなく、凝った素材を使うために手触り感もユニーク。見た目の変化を好まない人はブラックタイプを、手軽なツートンを楽しみたい人はレッドを選んでもいいだろう。言ってもその価格は2000円強。お試し気分でトライしてみる価値はおおいにある。

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