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7人乗りミッドサイズSUVの「コマンダー」は、Jeep初のディーゼルターボエンジンを搭載
Jeepの新型ミッドサイズSUV「コマンダー」は7人乗車が可能な3列シートを備え、ブランド初のディーゼルターボエンジンを搭載する。主力モデルであったチェロキーが昨年生産中止となったため、3列シートのミッドサイズSUVを後任として担うこととなるモデルだ。
ボディサイズは、全長4770mm、全幅1860mm、全高1730mm。ホイールベースは2780mm。パワートレーンはジープブランド初採用という2.0L直列4気筒ディーゼルターボに、9速ATと電子制御4×4システム「アクティブドライブ」を組み合わせ、最高出力170ps、最大トルク350Nmを発生。さらに最大トルクを1750〜2250rpmという低回転域から発生することで、 アクセル操作に対してトルクが瞬時に立ち上がり、優れたドライバビリティを実現する。新世代アーキテクチャは、全体の63%が高強度・超高強度鋼で構成され、高いボディ剛性と衝撃吸収性と安全性を両立している。
エクステリアは、フラッグシップモデル「Grand Cherokee L」の系統を引継ぐデザインを採用。ジープのアイデンティティのひとつであるフロントの7スロットグリルは、ヘッドライトと一体化し、安定感のあるスタイリングを印象付ける。リアコンビネーションならびにリアバンパーのデザインは、日本未導入のプレミアムモデル「グランド ワゴニア」からインスピレーションを得たデザインを踏襲している。
インテリアでは、運転席に10.25インチのフルデジタルメーターを、インパネの中央には10.1インチのタッチパネル式ナビゲーションを装備し、スマートフォンワイヤレス充電機能を装備するなど先進性が高い。2 列目シートはワンタッチで格納できるタンブル機能を備え、様々なアレンジを簡単な操作することが可能。また荷室容量は、5 名乗車時で 481L、7 名乗車時で170Lを確保している。
【主要諸元】 Commander「Limited」 車両価格:597万円 全長×全幅×全高:4770×1860×1730mm ホイールベース:2780mm 車両重量:1520kg 排気量:1956cc エンジン:直列4気筒DOHディーゼルターボ 最高出力:170ps/3750rpm 最大トルク:350Nm/1750-2500rpm 駆動方式:4WD トランスミッション:9速AT 燃料タンク容量:60L(軽油) WLTCモード燃費:13.9km/L タイヤサイズ:235/55R18 乗車定員:7名
「グランドチェロキー」は5人乗り標準ボディとプラグインハイブリッド仕様が登場
フラッグシップの「グランドチェロキー」は取り回しに優れた2列5人乗り標準ボディ仕様とプラグインハイブリッド仕様の追加が発表された。新たに登場する「グランドチェロキー」は、全長4900mm、全幅1980mm、全高1810mm。ホイールベースは2965mm。7人乗り仕様の「グランドチェロキーLに対して全長が約300mm、ホイールベースが125mm短縮され、最小回転半径は6.0mとなり、取り回し性に優れている。
パワートレーンはモデル初のプラグインハイブリッド(PHEV)と、ガソリンの2タイプを設定。PHEV仕様は、2.0L直列4気筒ターボ+モーターという構成。モーターのみで最長53kmのEV走行が可能でとなる。ガソリン仕様は、2.0L直列4気筒ターボで、最高出力272ps、最大トルク400Nmを発生する。ともに8速ATを組み合わせる。
エクステリアは、1963 年に登場したラグジュアリーSUVのパイオニア、初代「ワゴニア」にインスピレーションを得ながら、最新のデザイン手法によりモダンに仕上げられた「グランドチェロキー L」のスタイリングを踏襲している。PHEVモデルの「Limited 2.0L 4xe」「Summit Reserve 2.0L 4xe」には、それぞれ専用デザインのアルミホイールが採用されている。
【主要諸元】 Grand Cherokee「Limited」 車両価格:892万円 全長×全幅×全高:4900×1980×1810mm ホイールベース:2965mm 車両重量:2070kg 排気量:1995cc エンジン:直列4気筒DOHCターボ 最高出力:272ps/5250rpm 最大トルク:400Nm/3000rpm 駆動方式:4WD トランスミッション:8速AT 燃料タンク容量:87L(レギュラー) WLTCモード燃費:ー タイヤサイズ:265/60R18 乗車定員:5名