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先進&おもてなし装備が充実 至極の静粛性で乗り味は重厚
ハリアーはトヨタの乗用車系としては最上級となる高級SUVである。先代ハリアーは日本専用車だったが、通算四代目となる現行型は、北米などでも「ヴェンザ」の名で販売されるグローバル商品に脱皮した。
エクステリア
骨格となるGA-Kプラットフォームや2690mmというホイールべ ース、2.0lガソリンと2.5lハイブリッド、4WDシステムといった基本ハードウェアは、RAV4との共通点が多い。しかし、質感の高いエクステリア、レザーをふんだんに使ったインテリアに加えて、調光パノラマルーフ、ドラレコ機能付きデジタルルームミラー、12.3インチセンターディスプレイなど、ハリアー独自の先進技術・おもてなし装備も多い。
インストルメントパネル
価格もRAV4より明らかに高額なのに、国内販売ランキングではライズとヴェゼルに次ぐSUVとして三番手の売り上げを維持するのも、たいしたものだ。
居住性
ハードウェアはRAV4に似ていても、走りの印象は明らかにRAV4よりワンランク高級なサルーン的な味わいである。中でも特筆すべきは静粛性で、ふんだんに投入された吸音・遮音対策に加えて、「ピストンスピード2mm/s以下の極微低速域でもスムーズなストロークの動きを確保」したというショックアブソーバー、専用開発の19インチタイヤなどによるところが大きい。
うれしい装備
月間登録台数 3768台(21年10月~22年3月平均値) 現行型発表 20年6月 WLTCモード燃費 22.3 km/l ※ハイブリッドのFF車
ラゲッジルーム
同時にその乗り心地や操縦性もゆったりと重厚感があるもので、かつての「クラウンロイヤルサルーン」を思わせる身のこなしは、まさにトヨタフラッグシップSUVに相応しい。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141