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4ローター・ロータリーターボで1200ps!
ニュージーランドが生んだドリフトスター、マッド・マイク選手は、今回のマツダ・ファンフェスタで豪快なドリフトのデモ走行を披露してくれた。そのときのマシンがMAZDA RX-7である。兵庫県にあるTCPマジックの川戸泰介さんが手がけたRX-7は、通称「HUMBUL」。エンジンは、4ローター・ロータリー+ツインターボで1000ps以上を叩き出す。
このRX-7の横に、なにやら黒いカバーが掛けられたマシンが置いてあった。
パイクスピークに参戦するモンスターMAZDA3
これが、今回アンベールされたパイクスピーク参戦用のニューマシンである。パイクスピーク(正式にはパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム)は、アメリカ中央部のコロラド州にあるパイクスピーク山の中腹からスタートして標高4301mの頂上までおよそ20kmを駆け上がるヒルクライムレースのこと。2022年に第100回を迎えた伝統あるビッグイベントだ。
ここに来年挑戦するのがマッド・マイク選手。そしてそのマシンがTCPマジックの川戸さんが手がけたMAZDA3である。
もちろん、ただのMAZDA3ではない。
エンジンは、マイク選手の代名詞ともなっているロータリーエンジン。4ローターにツインターボを組み合わせて約1200psを発生する。トランスミッションはホリンジャー製の6速シーケンシャルミッションを使う。タイヤはトーヨー・プロクセスのスリックタイヤである。
ご存知のとおり、MAZDA3はフロントに直列エンジンを横置きするFFモデルがベースだ。それを今回、フロントに4ローターロータリーを積んで後輪を駆動するFRに改造しているのも注目ポイントだ。
2023年のパイクスピークでマイク選手×MAZDA3がどんな走りを披露してくれるか、楽しみである。