目次
XVから世界共通の「クロストレック」へ
2022年9月15日にワールドプレミアとなったスバル・クロストレック。これまでのスバルXVのフルモデルチェンジであり、モデルチェンジに合わせて車名を世界共通の「クロストレック」とした。
キープコンセプトを感じさせるモデルチェンジではあるが、広角単眼カメラを追加して三眼式となったアイサイトや、レヴォーグ同様に縦型配置とした11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを採用。他にもシートの改良やパワーステアリングシステムの変更など、確実に進歩している。
この新型クロストレック……リリース自体は2023年とアナウンスされており、17インチの標準グレードと18インチの上級グレードがあることは発表されている。
では具体的なグレード展開や価格はわからないものだろうか? そこで、販売店に直撃してみることにした。
グレードは2つ! それぞれにFFと4WDを設定
店名や担当者名を伏せる条件で訊くことができた現在販売店に伝えられているグレード展開は、上級の「Limited」と標準の「Touring」の二種類で、パワートレーンは全車2.0L水平対向4気筒DOHC直噴エンジンにモーターを追加したe-BOXERの搭載モデルのみ。トランスミッションも全車リニアトロニックというもの。
上級=Limitedが18インチホイール、標準=Touringが17インチホイールなのは既報のとおりだ。
気になる価格設定は……?
オプションなどで変わってくるものの、あくまで”参考価格”とした上で、価格設定は以下のようになるとか。
基本価格としては税抜き価格で全車300万円以下、TouringのFFなら250万円をも下回ってくるという、クルマの価格が高騰する昨今にあっては良心的な価格と言えるだろう。
グレード(駆動方式):税抜価格/税込価格 Touring(FF):2,420,000円/2,662,000円 Touring(AWD):2,620,000円/2,882,000円 Limited(FF):2,790,000円/3,069,000円 Limited(AWD):2,990,000円/3,289,000円 ※税込価格は編集部計算による推定
ちなみに、現行モデル(といっても店頭在庫のみだが)はFFの設定がないためAWDのみの比較になるがe-BOXER搭載グレードでは2.0e-L EyeSightの2,651,000円〜Advanceの2,959,000円と、進化の度合いや装備の充実を考えれば至極妥当な違いではないだろうか。
LimitedとTouringの価格差はFF/AWDともに20万円だが、その価格差はどのあたりに反映されているのだろうか? 各グレードの装備の違いについてはホイール/タイヤのサイズ以外に明言されてはいないが、これまでの取材写真から以下の違いが推測される。
ただし、現時点においてこれらの違いはあくまで取材車を前提にした推測であり、装備の違いがグレードによる違いなのかオプションによる違いなのかはまだわからないという点はご了承いただきたい。
正式な価格や詳細な仕様の発表が待ち遠しい。
グレード | パワーユニット | 変速機 | 駆動方式 | ホイール /タイヤ | 参考価格 (税抜) | 推定価格 (税込) |
Touring | 2.0L水平対向4気筒 DOHC+モーター (e-BOXER) | リニアトロニック | FF | 17インチ 225/60R17 | 2,420,000円〜 | 2,662,000円〜 |
Touring | 2.0L水平対向4気筒 DOHC+モーター (e-BOXER) | リニアトロニック | AWD | 17インチ 225/60R17 | 2,620,000円〜 | 2,882,000円〜 |
Limited | 2.0L水平対向4気筒 DOHC+モーター (e-BOXER) | リニアトロニック | FF | 18インチ 225/55R18 | 2,790,000円〜 | 3,069,000円〜 |
Limited | 2.0L水平対向4気筒 DOHC+モーター (e-BOXER) | リニアトロニック | AWD | 18インチ 225/55R18 | 2,990,000円〜 | 3,289,000円〜 |