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ステランティスグループが販売する 2023年型ジープ・グランドチェロキー4xe PHEVが、米国の業界をリードするグリーンカー・ジャーナルの「2023 グリーン 4×4オブザイヤー」に、また、ラムトラック・1500エコディーゼルが、同誌の「2023 グリーントラックオブザイヤー」に選出された。
ステランティスは、2030年までに世界の二酸化炭素排出量を50%削減し、2038年までに純炭素ゼロ達成を目指す戦略計画「Dare Forward 2030」において、車両ラインナップの電動化を推し進めている。
ジープ グランドチェロキー4xe PHEV
プラグインハイブリッド(PHEV)モデルが展開されたグランドチェロキー4xeは、ジープブランドの電動ラインナップ化を推進するうえで重要な役目を担っている。グランドチェロキー4xeのPHEV技術は、ジープが誇る楽しさをさらに高めるとともに、これまでにない燃費、環境配慮を実現している。
グランドチェロキー4xe PHEVのパワートレインには、2.0リッター4気筒ターボエンジンと2つの電気モーター、高電圧バッテリーパック、トルクフライト8速ATを組み合わせたPHEVシステムを搭載している。システム総合出力は375ps、最大トルク637Nmを発揮し、0-96km/h(0-60mph)加速6.0秒、最大牽引力2,721kgを達成。さらに、電動航続距離25マイル(≒40km)と 56MPGeを記録している。
ラムトラック 1500エコディーゼル
ラムトラック 1500エコディーゼルは、3.0リッターV6ディーゼルエンジンを搭載し、セグメントをリードする650Nmのトルクと5,697kgの牽引力を持ち合わせている。パワートレインだけでなく、快適な乗り心地とコネクティビティを備えており、ピックアップトラックを使用するファンから人気を集めている。
ラム1500には、効率的な3.6リッターeトルク Pentastar V6エンジン、パワフルな5.7リッターeトルク HEMI V8エンジン、スーパーチャージャー付き6.2リッターHEMI V8エンジンなど、顧客のニーズに応じた複数の異なるエンジンオプションが提供される。また、2024年にはバッテリー電動モデルが導入される予定となっている。
ラムは2025年までに大半のセグメントで、遅くとも2030年までにすべてのセグメントで電動化ソリューションを提供する予定としている。ラムの電気自動車は、トラックの顧客が最も気にする分野である航続距離、牽引力、積載量、充電時間の組み合わせにおけるリーダーとして、競合他社に対して存在感を示した。