目次
「プロパイロット2.0」や「第2世代e-POWER」搭載の最先端モデル
日産は、11月28日に都内で6代目となる新型「セレナ」を発表した。2016年に登場以来、6年ぶりにのフルモデルチェンジとなる。ガソリン車は今冬、ハイブリッドであるeパワー車は来春に発売される予定だ。価格は276万8700円〜479万8200円。
セレナは1991年の初代発売以降 30年もの間、ファミリー層を中心に高く支持されてきた日産を代表するミニバンのだ。今回発表する新型「セレナ」は、初代から受け継がれる“BIG”、“EASY”、“FUN”のコンセプトを大切にして、広い室内空間・利便性・移動時の快適性を追求している。
最上級グレード「ルキシオン」を新設定。第2世代e-POWERで静粛性が向上
新たに設定する最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」には、ロングドライブをサポートする先進運転支援システム「プロパイロット 2.0」をミニバンで初搭載する。あわせて、新開発の e-POWER 専用エンジンと組み合わせた第2世代「e-POWER」で、室内の静粛性と運転の快適性を実現している。また、ファミリーには嬉しいクルマ酔いをしづらくするための工夫を施すなど、時代進化分の先進性を詰め込んでいる。
新型セレナのボディサイズ(V旧型との比較)は、全長4770(±0)mm×全幅1740(±0)mm×全高1865(±0)mm、ホイールベース2860(±0)mmと旧モデルと同じだ。というのも先代と同じプラットフォームに大幅補強を施して引き継いでいるためだ。サスペンションは新型エクストレイルと同様のものとなっている。また、先代モデルでは設定がなかった「e-POWER 8人乗り」モデルが新たに設定されている。
グレード展開は従来のハイウェイスターとXV、Xといったグレードに加え、e-POWER専用の最上位グレードとなる「LUXION(ルキシオン)」が新たに追加された。プロパイロット2.0を標準装備する特別なグレードだ。
パワートレインは、2.0ℓ直4ガソリンエンジンと新開発の1.4ℓe-POWER専用エンジンを組み合わせた第2世代「e-POWER」をラインナップ。「e-POWER」はエンジンの作動音を抑制しつつも、モーター出力を20%アップの120kW/315Nmとして、よりパワフルで気持ちの良い加速性能を実現。また、車体の遮音性能を大幅に高めたこととの相乗効果で後席乗員とも会話のしやすい静かさを実現している。e-POWERの販売比率は50%程になるとのこと。
縦3段のヘッドライト、スイッチタイプの電制シフトを採用
エクステリアデザインは、縦3段にレイアウトされたLEDヘッドライトがVモーショングリルの一部となることで、シャープな印象のフロントマスクを形成リヤコンビネーションランプもLEDを使用している。リヤゲートはバックドア全体を開けずに荷物の出し入れが可能な「デュアルバックドア」で狭い駐車スペースでも荷物の出し入れがしやすくなった。ボディカラーはブラックルーフの2トーンが4色、単色が10色の合計14色をラインナップする。うち、新色は2色で「ターコイズブルー」と「利休-リキュウ-」となる。
インテリアは、ドアトリムからインパネまでシームレスに繋がるデザインで広さを強調。シフトノブに代わる新装備として、スイッチタイプの電制シフトを採用しスッキリとしたインパネまわりとなっている。運転席の足元の通過スペースを先代モデルから120mm拡大し、運転席と助手席の間の移動をよりしやすくしている。その他にも、車内Wi-Fiや乗車前にエアコンを作動させる機能など、快適な装備が充実している。
「e-POWER」搭載車は319万8800円から
価格は以下となっている。
なお、ガソリン車4WDの価格、発売については現在未定で追って発表される。
【e-POWER】
e-POWER X 319万8800円
e-POWER XV 349万9100円
e-POWER ハイウェイスターV 368万6100円
e-POWER LUXION 479万8200円
【2.0ℓ直4ガソリン】
X 276万8700円
XV 308万8800円
ハイウェイスターV 326万9200円