ダイハツ コペン次期型 予想CG

初代コペンは2002年に登場し、現行の第2世代モデルは2014年から販売されているため、今回は実に12年ぶりのフルモデルチェンジとなる可能性がある。

ダイハツ コペン

次期型のベースとなるのは、『ジャパンモビリティショー2023』で公開されたコンセプトモデル、ビジョン・コペンだ。新型ではボディサイズを拡大し、軽自動車規格から普通車へと進化。また、排気量も従来の660ccから1.3Lへ拡大され、駆動方式もFF(前輪駆動)からFR(後輪駆動)へと変更される見込みだ。

さらにもう一つの注目すべき噂として、次期型にはクーペバージョンが追加される可能性があるという。コペンのクーペといえば、『東京オートサロン2016』で公開されたコペンセロ・コンセプトクーペ、それを基に2019年に限定200台で市販されたコペン クーペが思い出される。当時のコペンクーペは価格が250万円以上と高額だったにもかかわらず、限定台数を大幅に上回る購入希望が殺到した。その実績を踏まえれば、今回もしクーペが復活すれば大きな話題になるのは間違いない。

予想される次期型のデザインは、ビジョン・コペンのコンセプトを踏襲した、艶やかなクーペスタイル。アンダーボディには、フロントからサイドを経てリヤに至るまでスポーティなスカートを装着。フロントディフューザーは2段構えの迫力あるデュアル構造となり、そこにターンシグナルやポジションランプがビルトインされる可能性がある。

インテリアでは、フルデジタルのインストルメントクラスターとワイドなインフォテインメントディスプレイを搭載するものと見られている。ボディサイズは、全長で約400mm、全高で約200mm拡大され、ホイールベースもおよそ187mm延長されるとされる。これに伴い、シートレイアウトは従来の2シーターから、2+2(後席付き)への変更が検討されているという。

パワートレインは前述のとおり、1.3L 直列3気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は120psを発揮。トランスミッションは6速マニュアルまたは6速オートマチックが組み合わされる予定だ。

なお、クーペバージョンはあくまで噂段階であり、現時点でもっとも有力視されているのはオープンモデル。その場合、従来同様に電動開閉式ルーフのアクティブトップが採用される可能性が高い。

気になる価格だが、軽自動車から普通車へと移行するため、大幅な変更は避けられない。現在のエントリーモデルが198万円であることを踏まえると、新型の価格は200万円台後半まで上昇する可能性もありそうだ。