小野測器はユニフォームの製造・販売を手掛ける「豊通ユニファッション」協力のもと、2024年6月に従業員有志による「作業着リニューアルプロジェクト」を立ち上げ、「より使いやすい小野測器の作業着」を目指して検討を進めてきた。豊通ユニファッションが擁するベースのユニフォームデザインを元にカスタマイズする形で同社デザイナーと共同で制作された。

また、これまで使用されていた作業着は、繊維リサイクルを手掛ける「ナカノ」協力のもと、廃棄せず自動車用内装材や軍手としてリサイクルされる。今回の作業着からリサイクルされた軍手は小野測器の実務で再活用が予定されている。小野測器は今後もサーキュラーエコノミー実現に向けて資源の有効活用と環境負荷の低減を両立させた企業活動を続けていく。

小野測器 松本 祥 執行役員(左)、豊通ユニファッション 矢野 史高(中)、ナカノ 藤田 修司(右)

新作業着について

豊通ユニファッションと共同で製作。2024年6月に小野測器従業員有志の「作業着リニューアルプロジェクト」を立ち上げ、作業着を日常的に着用する従業員を始め、様々な立場・視点からの意見をヒアリング。小野測器従業員が「安全かつ、快適、パフォーマンス高く仕事を進められること」を最優先にデザインが決定された。

発注枚数:長袖上着 約1800枚 / 半袖上着 約700枚 / パンツ 約1500枚

従来使用されていた作業着のリサイクルについて

小野測器は本プロジェクト発足時に「これまで使用していた作業着の活用方法」も検討していたが、豊通ユニファッションを通じ、繊維リサイクルを得意とするナカノに協力を依頼。2025年7月に小野測器従業員が使用していた作業着(長袖上着、半袖上着合わせて約1300枚、パンツ約820枚)を発送し、軍手や自動車用内装材としてリサイクルした。その中で軍手を60ダース購入し、業務で使用する予定。今後も使えなくなった作業着が一定数溜まり次第、リサイクルを依頼する予定としている。

リサイクルされた軍手(今回小野測器が依頼したものとは異なる)と小野測器の旧作業着