第一弾は、サーキットでbZ4Xのオンロード性能を体感！｜BEV時代突入で、SUVはこれからどうなる？｜話題のニュータイプ【トヨタ bZ4X】と【スバルソルテラ】を様々な角度から比較してみた！

公開日 2022/03/19
更新日 2022/03/20
内装・インテリア
著者 stylewagon

いまなにかと話題のBEV。なかでもTOYOTA・bZ4XとSUBARU／SOLTERRAは、新時代のSUVとして注目されている。そんな2台を様々な角度から比較検証していきます。

ただのリバッチ車ではなく、明確に違いが各部にあり!

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いまテレビCFなどで様々なタイプのBEVを作ると宣言しているトヨタ。その第一弾となるのがこのbZ4Xだ。

トヨタとスバルの協業によって誕生したこのクルマは、スバルではソルテラと名付けられ、見比べてみると意外と違っているところが多い。2社の協業といえばGR86＆BRZが印象深いが、あの時と同じように互いに拘りまくって開発が行われたことは間違いないだろう。

2台のベースとなるプラットフォームはBEV専用となるが、足まわりパーツの一部はRAV4からの転用が行われている。サイズ感としてはRAV4よりやや大きく見えるのは、ホイールベースを160㎜も拡大したからだろう。

床下にバッテリーを敷き詰めることを目的とした結果、ゆとりあるこのサイズ感となったわけだ。床下にあったレインフォースは廃止され、強度部材はサイドシルとなり、そこで前からの衝突入力も受け止める構造となっている。結果、満充電での走行距離はFWDで530㎞前後、AWDで460㎞前後になるそうだ。

エンジンが無くなったためパワーユニットがコンパクトになり、結果としてフレーム幅を大きくする必要が無くなったため、タイヤの切れ角自体はかなり引き上げられており、最小回転半径はRAV4と同等だという。

出力はFWDが150kW、AWDがフロント80kＷ、リア80kＷとなる。いずれもbZ4Xをサーキットで試走してみたが、FWDモデルは軽快さが際立つ感覚。発進でややホイールスピンするほどだったが、その後はリニアに速度を重ねる感覚があった。

AWDモデルは安定感が高く落ち着いた印象があり、トラクションが抜けるようなことは皆無。いずれもBEVにありがちな強烈な加速感ではなく、あくまで実用的に仕立てたところが特徴的。

リニアで伸びのある加速が楽しめた。一方の減速側はいわゆるワンペダルで回生ブーストなるものが発動。速度域によって回生量が変わるギミックは独特な感覚だった。