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車格に見合ったパワフルな走りを生み出すユニット
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いまやSUVクラスでも内燃機関にモーターを組み合わせたハイブリッド、あるいはモーターのみで走る電気自動車が世界的にポピュラーになりつつある。市街地走行だけでなら電動化は大いに歓迎できるが、大柄で車重がかさむクロカンSUVにとっては、低回転域のトルク特性に優れ、パワフルな性能を発揮し、長い距離を走るうえでは省燃費性能であることなど、ディーゼルエンジンの搭載にメリットが見出せる。さらに、過酷な使用状況でも故障が少ない耐久性も含め、トヨタ製ディーゼルエンジンは世界的に評価が高い。
プラドに搭載される1GD-FTV型エンジンは、排気量が2.8ℓで、小型・軽量化を実現したほか、ディーゼルエンジン特有の騒音や振動の低減が図られている。かつて主流だったKDエンジンに対して排気量を200㏄ダウンさせたが、これによる出力低下を回避すべく、高断熱燃焼システムの採用によって熱効率を高め、さらに新開発のターボチャージャーを組み合わせることで、加速性能とレスポンスを高めている。
気温がマイナス40℃以下の極寒地域や海抜4500mを超える地域など、世界中のあらゆる地域において、高熱効率で、静粛性かつ力強い走りを実現するユニットだ。
環境性能にも秀でているのも、1GD-FTVの特徴のひとつ。トヨタ初となる尿素SCRシステムの採用などによって、世界でもっとも厳しい排出ガス規制である欧州のEURO6および、日本のポスト新長期にも対応していることはトピックのひとつだ。
ヘビー級のボディをものともしないパワフルな走りを実現するユニット【エンジン/駆動系】
【2.7L直4/2TR-FE(ガソリンエンジン)】
【2.8L直4/1GD-FTV(ディーゼルエンジン)】
【6速オートマチックトランスミッション】
衝突回避支援パッケージをすべてのグレードに標準装備【予防安全装備】
悪路を安定して走れる最先端テクノロジー【先進技術】
【マルチテレインセレクト】
【マルチテレインモニター】
【クロールコントロール】
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]