往年の名作ベルサスのヨーロピアンシリーズが最新技術を惜しみなく投入し、ついにリバイバル!
ベルサスの往年の名作「ツーリズモ」。その系譜を受け継ぎ、現代によみがえった「VT125S」。これは見逃すわけにはいかない。
往年のモデルが最先端のスペックで復刻_ベルサス/VT125S
ベルサスのツーリズモというシリーズは、ドレスアップとスポーツとの融合をいち早く提案したベンチマーク的な存在。ツーリズモにスパーダ、ドルチェといったヒット作を連発して一世を風靡したのだが、それらにはすべてヨーロピアンなテイストが振りかけられていたことも特徴。
これは、欧州テイストを込めた奥行きあるデザイン、を根幹とするベルサスの本質にも通じる点で、つまりツーリズモはベルサスの伝統である欧州テイストを正統に受け継ぎ、発展させてきた貢献者でもあるのだ。
そんなベルサスのツーリズモが、現代で求められる最先端スペックを与えられ、リバイバルされたモデルがこのVT125S。
スラリと伸びた美しいスポークは、かつてのヨーロピアンシリーズのそれを彷彿とさせる。
スポークレイアウトは2×5。その設計にはレーシングホイール用の技術が取り入れられるなど、ツーリズモらしいスポーツな薫りが強く漂うのが特徴だ。もちろん軽量で、剛性にも長けるなど性能面でのアップデートも万全。リムと接合する先端部を微かに広げたその造形は、ツーリズモの系譜であることの証でもある。
とは言えベルサスの本領はデザイン性やフィニッシュ面であり、それらに対するアップデートも抜かりない。真っ先に目を奪われるのは、リムフランジに刻まれたベルサス、ツーリズモのレタリング。これも当時のイメージを継承したものだが、採用されているのはレイズの最新特許技術であるA.M.Tマシニング。
さらに新たに開発した着色技術、RAP=レイズアートペインティングも初めて投入。ダークなフランジにレッドクリアとホワイトが浮かび上がるその様は繊細で、スペシャル感も大だ。
ヘアライン加工を施したアルミ素材の高級センターキャップもハイエンド。センターを落とし込んだコンケイブシルエットとしたのも現代的で、その印象は実にスポーティだ。
ちなみにVT125Sには、本格的なスポーツホイールにも引けを取らないよう、最新の解析技術が用いられている。往年のツーリズモも17インチで10.3kgと軽かったが、これは18インチでなんと8.7kg。レイズの鋳造でもこの軽さ、トップクラスだ。
一世を風靡した元祖ツーリズモはコチラ_ベルサス・セスト ツーリズモ!
元祖であるツーリズモは、細くしなやかな15本のスポークを連ねたスポーティかつ美麗なシルエットでシーンを席巻。ドレスアップにスポーツを掛け合わせるという、当時では斬新な試みが採用された。リムのレタリングも特徴的。
【SPECIFICATION_ベルサス/VT125S】
SIZE | HOLE/P.C.D. | PRICE |
---|---|---|
18×7.5 | 5/114.3、5/100、5/108、5/112 | 4万7300円 |
19×8.0 | 5/114.3、5/100、5/108、5/112 | 5万5000円 |