最適化されたブロックでトラクション確保
まずはデザインから。ランダムに配置された大型ブロックはワイルドな雰囲気。深く太く刻まれた溝が荒れた路面にしっかりと食い付いてくれる。これならキャンプに出向くことが多いユーザーでも安心して使えることだろう。
さらに特徴的なのがサイドウォールのデザインだ。片面にドクロ、もう一方には短剣の意匠が刻み込まれており、自分好みのデザインを選択できる。今回は200系ハイエースに履かせてのインプレッション。195/80R15というハイエース純正サイズの設定があり、しかもLTタイヤ。車検対応で安心してアゲ系カスタムが楽しめるのだ。
とはいえ、アゲ系ユーザーの多くは街乗りがメインなはず。そこで今回は高速道路を含む、ストリート試乗を行うことになった。結論から言ってしまうと、いい意味で期待を裏切られた。タフなデザインなのに乗り心地も良好だし、不快なノイズも気にならない。まるでオンロードタイヤを履いているのでは……と勘違いしてしまうほど快適だったのだ。ハンドリングもすこぶる良好だ。運転操作に対してクルマの挙動が遅れるようなこともないので安心感がある。オフロードタイヤでこれだけのドライ性能を持ち合せていることに驚いた。
となると気になる価格は、ハイエース純正サイズの195/80R15で1万2950円(1本/送料税込)という激安ぶり。まさにコスパ最高の万能オフロードタイヤ。はっきりいって、これは「買い!」だ。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]