フレームや素材の見直しで200㎏もの大幅軽量化を実現!!
堅牢なボディを支える骨格は、伝統のラダーフレームとなる最新GA-Fプラットフォームに刷新。先代比+20%増しの剛性のほか、軽さ、衝突安全性だけでなく、静粛性向上にも寄与。軽くて強い高張力鋼板の採用率を高めたほか、要所をアルミ化。新開発のサスはフロント/Wウィッシュボーン、リア/トレーリングリンク車軸式。リアサスはフレームを少し曲げるなど、アームの配置を変え挙動安定性を向上。悪路ではサスを十分にストロークさせ、タイヤ接地性を高める配慮するなど、オン・オフロードともに高い操縦性・走破性を実現している。楽に走れる、揺れが緩やかと評価は高い。
新開発のサス。リアダンパーの配置を見直すことで、接地性ロス減らし、乗り心地と安定性を向上。
ボンネット、ルーフ、ドアパネルをアルミとするなど、素材面からも軽量化を図った。
底も強い!
保護と安定した走破性を実現すべく、ボディアンダーカバーの素材にガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を採用しているが、これは世界初。床面がフラットとなることで空気抵抗が減り燃費も上昇した。
オフロードを駆逐する、数々の走行支援機能が標準
①マルチテレインセレクト
③クロールコントロール
タイヤが空転するスタック状態や駆動力が不足しがちな場合など、路面状況にあわせた走行支援を行えるお馴染みのテクノロジー。300系では切り替え不要のオートを筆頭に、全6種類のモードを選べる。300系では、トランスファーの高速走行時用ハイレンジ側にも動作範囲を拡大している。12.3インチモニターにオフロード表示機能が付くのもランクルだけ。すべての操作を、センターパネルの脇に備わる丸ダイヤル1つで行える点もポイント。
②マルチテレインモニター
前後左右に装着された4つのカメラを使い、周囲の状況を把握し死角をなくすサポート機能「マルチテレインモニター」。高い映像合成技術により、前輪(または後輪)周辺の位置確認や、アンダーフロアの障害物確認ができるなど、トヨタ車としてはじめて採用した機能も備わる。映像はスイッチ1つで切り替えできる。GXを除き全車でオプション。
③クロールコントロール
激しく凸凹したオフロードや滑りやすい路面を走る際に役立つクロールコントロールは、ステアリングだけで超低速走行ができる機能。微妙なアクセルやブレーキの操作を車両側が自動で行ってくれるため、とても便利。運転に集中できる。。スタックした状態からの脱出能力が高い実用機能だ。
トヨタ初搭載となる こんな機能も!
指紋認証機能
エンジン始動時に押すスタートスイッチに、ついに指紋認証が標準化! 事前に登録した指紋と一致しないとエンジンがかからない盗難防止機能だ。指紋は最大7人指10本分まで登録可能(編集部調べ)。GXのみオプション。認証がうまくいかない場合は、スマートキーそのものをスタートスイッチにかざすとエンジンが始動する安心装置付き。
マイセッティング
ステアリング、シート、ドアミラーといったドラポジや、エアコン、照明など、乗る人の好みで変わる要素を予め登録しておくことで、乗り込むたびにいちいちセッティングし直さなくていい便利機能もある。登録は最大3人まで。
余談だが、ムーンルーフやパワーウインドウ、前後ワイパーなどを操作できる音声認識スイッチが、ステアリングに搭載される。
*Tコネクトの契約必要
本格四駆車の要となる、“対地障害角度”は!?
扱いやすさに配慮し、(一部グレード除き)全長やホイールベースといったボディサイズだけでなく、前後アプローチアングルなども200系を踏襲と、いい部分はしっかりと継承されている。
▷気になるベース車図鑑 まとめはこちら
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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