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LMの由来は「ラグジュアリー・ムーバー」
今から4年前、2019年4月に中国・上海で開催された「上海国際モーターショー2019」。そこで初めて世界にお披露目された高級ミニバン(MPV)が、レクサス・LMだ。初代は30系アルファードがベースとなり、重厚なフェイス、シャープなリアビューなどが加えられ、さらに後席に巨大なディスプレイを備えた4人乗りをラインアップするなど、大きな話題となった。残念ながら日本国内で正式販売されることはなかったが、だからこそカスタムシーンでは、30系アルファードにLM純正パーツを換装した「LM仕様」が注目を浴びた。換装する純正部品代だけでも300万円超えという、なかなかハードルの高いカスタムだが、人気は高く、羨望の対象であったのは間違いない。
そんなレクサス・LMが今年4月にモデルチェンジ。4月18日から27日に開催された上海国際モーターショーで世界初公開された。LMは「Luxury Mover(ラグジュアリームーバー)」の略。新型では近年のラグジュアリーマーケットにおける価値観の変化を受け、すべての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることを目指した。ドライバーは素直で正確な操縦性などにより気を使うことなく運転の楽しさを実感でき、乗員はノイズや振動を気にすることなく、車内での時間をゆったりと過ごすことができる快適性と機能性を備えているとのこと。つまりショーファードリブンMPVでありながら、ドライバーも含め、乗る人すべてが上質な移動空間を満喫できることがラグジュアリームーバーなのだ。
新型レクサスLMは2023年4月に上海国際モーターショーで初公開
初代レクサスLMのお披露目は2019年4月
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年6月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]