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アウトドア でも都会的シーンでもよく似合う!
オーバーランドスタイルに代表される自然とクルマをクロスオーバーさせる文化が大好きなアメリカでは、自動車メーカーもユーザーの嗜好を汲み取ったモデルをラインアップしてきた。我らが北米スバルも例外ではなく、古くはランカスターをベースにした「バハ」やインプレッサ「グラベルEX」などオフ指向のバリエーションモデルを世に送り出している。
そして昨今、北米スバルではアメリカ専売の派生モデルとしてオフロード性能を向上させた「ウィルダネス」シリーズを続々とリリース。2023年現在ではアウトバック、フォレスターに続き、クロストレックもドロップさせて本格クロカンを凌駕するパフォーマンスを秘めたウィルダネス布陣を敷きつつあるのだ。
そんな海の向こうを走っているウィルダネスに想いを馳せ、国内仕様のレガシィアウトバックをウィルダネス化してしまったのがコチラ!! 車高をカサ上げして独特のフェンダーフレアを組み込んだスタイリングは、ボディサイドに貼られた“Wilderness”のレターマークも相まって威風堂々。ホワイトとブラックのツートンでまとめ上げられたエクステリアには、ピンポイントでグリーンの差し色があしらわれており野暮ったさも皆無ときている。その出色の出来はコンクリートジャングルの都会から緑あふれるアウトドアフィールドまで、場所を選ばす溶け込めるウィルダネスならではの魅力がほとばしってます!!
日本未導入のWILDERNESSフェンダーを逆輸入!
嵩上げ太郎さんが愛情込めて作り上げたJPアウトバック・ウィルダネスは、単にウィルダネス化を施すだけではなく「アメリカで実際に存在していそうなオーバーランド仕様」をコンセプトとして体現している。その証拠にカスタムで採り入れているアフターパーツメーカーの部品は、そのほとんどが米国を主体とした海外ブランド品で占められている。
中でもコダワリが注がれたのが一切の妥協を排した足まわり。リフトアップを前提としたアメリカFLATOUT社の車高調とRallitek社のスペーサーを組み合わせ、前後80ミリものリフトアップを実現した挙げ句にジオメトリーの最適化も図っている。同時に軽量なホイール(これは日本製!!)と強力なブレーキを組み合わせることで、走るフィールドを問わず「走る・曲がる・止まる」の三大原則をスープアップさせている。
また、ウィルダネスのアイデンティティとも言えるフェンダーフレアに関しては、米国スバルから純正パーツを直輸入。真似る人が続出しそうなくらい絶妙なマッチングをみせているのでした。ちなみに日本でオーバーフェンダーと呼称されているパーツは、米国だとクラッディングと呼ばれているそうなのでUSDMマメ知識として脳裏に焼き付けておきませう!
Specifications
WHEEL:レイズ・グラムライツ57DR(17×9.0J+38) F20mm/R5mmスペーサー
TIRE:BFグッドリッチ・トレイルテレーンT/A(245/65R17)
EXTERIOR:フロントバンパーガード=LPアドベンチャー、ロックスライダー=自作、フェンダー=ウィルダネス(北米)純正、ルーフラック=プリンス、サイドオーニング&ボックス=ROAM、リアラダー=NashFabCo、リカバリーボード=MAXTRAXX、各部フォージドカーボンラッピング
SUSPENSION:車高調=FLATOUT
TUNING:エアクリーナー=プローバ、ブレーキキット=CEIKA、パワスロ=ブリッツ
SUBARUSTYLE(スバルスタイル)Vol.14より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]