ある出逢いからキャンプの沼にハマりまくり!【快適に泊まれて移動できる、OVERLANDERの世界 Vol.7】

「日本の装着車は8台だけらしいです」ロシアンバンパーを纏う全身黒仕様、ランクルプラドで外遊びを満喫!

サイドステップが岩に当たり、歪んでドアが開かなくなる。
そんなことも日常茶飯事だったという、ガチめのオフローダー。
キャンプも嗜んでいたが、それよりは走る方に夢中だった。
だが今年の夏、このルーフトップテントと出会って一変。
キャンプの沼にずっぽりとハマりこんだ。
そして気付けば、オーバーランダーを目指していた。

自然に囲まれてのんびり過ごす、それが大好き!

トライアルコースで泥にまみれるのもオーナーの趣味ながら、最近はご無沙汰気味。理由はキャンプにハマったから。正確には、ルーフトップテントを使ったオーバーランドスタイルのキャンプにハマったというべきか。

「30秒もかからずにサッと展開できるのが魅力。設営時間が短くなった分、のんびりできる時間が増えた。自然に囲まれながら、何も考えずにぼーっと過ごすのが好きなので、自分には最適。これに慣れたら、もうペグ打ちのテントには戻れないかもです」。

オーバーランド志向のきっかけは、7月に参加したオーバーランドジャパンというキャンプイベント。そこでメーカーブースに出展されていたルーフトップテントに一目惚れした。

「ルーフトップテントは、いつかは欲しいな〜くらいの感覚で、直近で買う予定はまったくなかった。でも実物を見てみたら、デザインやサイズ感、内装の雰囲気も僕の理想にドンピシャ。その場で購入を決めちゃいました」。

それがこのアストラムギアのトライアングル型ルーフトップテント。縦幅210㎝×横幅124㎝とコンパクトゆえ、フロントランナーのルーフラックからもハミ出さずに収まる。

「ラックより大きいのはスタイリング的にNG。収まるのが条件でした」。

ちなみにオーナーは身長187㎝とかなり大柄。加えて寝返りをよく打つので、以前使っていたコットでは就寝中に落下の恐怖もあったが、「今はその心配もなく安眠できてます」。

オーバーランドスタイルとしては、「自分はまだまだ。まわりにすごいプラドがたくさんいますから」と謙遜するオーナーだが、これまで5年ほどオフロードを走り込み、カスタムを重ねてきた経歴は伊達ではない。

足まわりについてはサスペンションキットでF3.5インチ、R2.5インチアップ。これに35インチタイヤを合わせているから、外径分でさらに2インチほど上がっている計算。ロードクリアランスは十分レベルだろう。このサイズを履かせるにあたり、当然フロントバンパーは薄型タイプに換装済み。それも時節柄かなり希少なロシアンブランド・BMSだ。他と被りにくく、このプラドのトレードマーク的な存在になっている。自作のパイプフェンダーやビードロック付きのタービンZ1履き、ルーフトップテント上に積んだAVAギアのストレージボックスも目を惹く。

「カラーリングをほぼ全身ブラックで統一しているのもこだわり。最終的には、荷物積載用のトレーラーを牽引したいなと考えてます」。

ソロキャンにちょうどいいサイズと優れたデザイン&実用性

SPECIFICATION
●MODELS:トヨタ・ランドクルーザープラド(平成30年)
●WHEEL:ソリッドレーシング・タービンZ1(17×9.0J-38)
●TIRE:クムホ・ロードベンチャーMT71 (35/12.5-17)
●SUSPENSION:モトレージTERRAサスペンションキット、スーパーロングダンパー仕様(ディーゼル用フロント3.5インチ、リア2.5インチ)
●EXTERIOR:BMSバンパー、WARNウインチVR EVO10-S、パイプフェンダー、フロントランナールーフラック&ウインドウフェアリング、GIGEARロックスライダー、astrumgearルーフトップテント、AVAGear83L STORAGE BOX ×2、Airplexバグガード、FFCデフガード、LADDER FRAMEハーフリアラダー、USヒッチメンバー
●INTERIOR:デジタル簡易無線

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導入以来ルーフトップテントでの就寝なし(笑)、でも快適性は抜群です!

水と食料とタフな愛車さえあれば、何日だって荒涼とした大地を旅できる──。 そんなスタイルに憧れて、1年半ほど前に手に入れたランクル300をカスタム。 日本にアメリカやオーストラリアのような荒野はないが、地元・新潟は厳しい豪雪地帯。 普通のクルマなら埋もれるような雪道も軽々と走破し、家族や仲間とキャンプを楽しむ日々。

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