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車中泊ならぬ「荷台泊」ってどういうこと?
高い積載性と耐久性を備え、農道も苦にせず走れる軽トラは、もともとアウトドアユースとも相性がいい。そこに多機能な荷台テントキットを組み合わせ、可愛らしくもお洒落に仕上げたのが、ご存知「バグトラック」。開発したのは青森県のカーファクトリーターボーで、車中泊ならぬ「荷台泊」という文化を軽トラオーナーたちに広めた。
そして、その後に追加されたラインアップが、特装車のハイゼットパネルバンをベースにした「バグトラック・パネルバン」だ。内装はウッドをふんだんに使い、温かみのある空間を演出。集中ロックやインナードアハンドル、網戸付きの横窓などを標準で装備し、より居住性を高めた仕様となっている。
さらに、パネルバンの派生モデルとしてサウナカー「サウナ無番地」も誕生。車内に薪ストーブを設置し、屋根から煙突を出すスタイルにすることで安全性と気密性を保持。内装の木材は青森ヒバを使用し、香り高い空間でサウナを堪能できるスペシャル仕様だ。しかもサウナだけでなく車中泊もできる設計になっているのが嬉しい。
このサウナ無番地はもちろん、標準のパネルバンにもオプションで薪ストーブの設置が可能。厳しい寒さの中でも車内は暖かく、炎のゆらめきを眺めながらのんびり過ごせるというわけ。
またパネルバンはスプリング交換で1.5インチの車高アップを実現するリフトアップキットを装着済み。通常の軽トラよりも悪路や雪道の走破性能が高められている点も心強い。
テントなしで気軽に出掛けられ、快適な環境で車中泊でき、撤収も簡単。インドアになりがちな冬でも、元気いっぱいに駆け回れるバグトラの魅力を、多くの人に味わってもらいたい。
キャビンと荷室はひとつながり広々空間でリラックスタイムを
ダイハツ純正のパネルバンはキャビンと荷室が分かれているが、バグトラパネルバンは背抜きして繋げてあるのが特徴。おかげで空間を広く使うことができ、たとえば下写真のように助手席を反転させて座り、荷室後部のスクリーンで映像を楽しむ、といったことも可能だ。「座席は5センチほどかさ上げして反転させる仕組みで、そのために必要なネジ類も今後販売予定です」とカーファクトリーターボーの山本代表。パネルバンは車体を含めたコンプリート販売となり、室内の断熱・ウッド加工の他、集中ロック、外装塗装、フロントのルーフラック、リフトアップ、タイヤ&ホイールなどが標準装備。フルキットを選べば専用のキャビネットとベッドも付属する。薪ストーブや煙突加工はオプションで、購入後の追加もOK。
PRICE
Bug-truck PANEL VAN(車体込) 355万円〜
JINJAガード 7万7000円
蜘蛛の巣ガード 1万9800円
▷Bug truck 後編はこちらから(明日公開予定)
KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.36 Kトラパーツブックより
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]