HKSが作ったPHEVコンバージョン、その名もe-ハイエース
HKSブースのメインどころにドーンと構えたハイエース。これまでハイエース用アイテムとしてはリーガマックスマフラー程度のみの設定だっただけに、新製品の追加か?と思いきや、ボディ側面には「マルチエナジー・e-ハイエース」の文字が!そう、このクルマにはHKSが独自に開発したプラグインハイブリッドシステムが搭載されているのだ。
展示車両は200系ハイエースの中で一番デカイ、ワイド・スーパーロングがベース。ノーマルの2TR-FEエンジンは駆動系統から切り離され、発電専用に。走行に必要なパワーはトランスミッションの代わりにエンジンとプロペラシャフトの間に組み込まれた、HKSのモータージェネレーターハウジングでコントロール。さらに大容量リチウムイオンバッテリーも備わり、エンジン停止状態でのエアコン使用を可能とした他、災害発生時における電源供給車としての活用も視野に入れている。
バッテリーチャージはボンネットのソケット部から行われ、エンジンに使用する燃料は液体燃料と気体燃料(CNG、LPG)のどちらにも対応。これらの複雑なメカニズムは全て床下に納められているため、トランスポーターやキャンパーとしての機能には一切影響ナシ!現在はまだ開発段階だが、今後の熟成に大いに期待したいトコロだ。
PHOTO:西野キヨシ TEXT:高橋陽介
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]