「剛性と快適性」相反する要素を1アイテムで解決
最近色々なところで目にするようになったパーツにMCB(モーションコントロールビーム)がある。これはアイシンが開発したボディ専用ダンパーのようなアイテム。ボンネットダンパーのようなケースの中にはスプリングと摩擦機構が装備されていて、これが走行中のボディのネジレや微細な振動を抑制・吸収することで、操縦安定性を向上し、車内の快適性もアップするという優れものアイテム。
ボディの前後端に装着するのが一般的だが、このMCBをタワーバーと一体化させたのがサスペンションでおなじみのクスコ。「S-MCBストラットバー」と名付けられたこのアイテム、前後サスペンション上部を結合するタワーバーの横バー部分にMCBを搭載。タワーバー機能でボディ剛性を高めつつも、MCBが不要な振動やボディにかかる力をいなしてくれるので、しなやかな乗り味を生み出してくれるというもの。発売は2024年春頃を予定。適合はまずはGR86やWRXなどスポーツ系からのリリースだが、車種を問わずその効果は明らかなパーツなので、いずれミニバンやSUV向けもリリースされるはずだ。早いリリースを期待したい注目のアイテムだ。
PHOTO:佐藤 武 TEXT:武田真吾
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]